「ごめん、ちょっと疲れてて」
会計の列で、私は「どうかした?」と聞きました。友人は少し笑い、「ごめん、ちょっと疲れてて」と答えました。会計を終えると、彼女は私より先に店を出て、駅とは反対の方向へ歩いていきました。
嫌われたのだろうか。久しぶりだからと、自分の近況を話しすぎたのかもしれません。帰りの電車で友人とのメッセージ画面を開き、「今日はありがとう」と打ったところで消しました。もう会いたくなかったのに、無理をして来てくれたのではないかと考えていました。
そして...
数日後、友人から「この間はごめんね。うまく話せなくて」というメッセージが届きました。理由は書かれていませんでしたが、私だけが原因だと決まったわけではないと分かりました。
私は「また会おう」と返し、学生時代に友人が行きたいと言っていた定食屋の名前を添えました。返ってきた「行きたい」は、カフェへ誘ったときより早い返事でした。
友人があの日話せなかった理由は、まだ聞いていません。次に会うときは自分の話で沈黙を埋めず、カフェラテが冷める前に「最近どう?」と聞くつもりです。
(30代女性・事務職)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
