
「スズキの世界最小オフロード4WD」ジムニー&ジムニー シエラが安全機能を強化し進化!全車速ACC搭載で車両価格は?の画像一覧
世界最小のオフロード4WDとして50年以上愛されるスズキの軽四輪駆動車「ジムニー」、そして小型四輪駆動車「ジムニー シエラ」の一部仕様変更が発表された。発売は2025年11月4日。
今回の変更は、伝統的な本格オフローダーの構成を固持しつつも、市場から要望の高かった安全機能と快適装備の充実が中心となっている。待望の全車速追従機能付きACCの採用や、最新の衝突被害軽減ブレーキなど、進化した新型のすべてを解説。
軽自動車でありながら世界トップクラスの悪路走破性能を発揮
1970年に初代モデルが発表された軽四輪駆動車「スズキ ジムニー」は、小型軽量ボディやラダーフレーム、リジッドアクスル式サスペンション、大径タイヤなどにより、維持費の安い軽自動車でありながら、悪路走破性能では大型の四輪駆動車以上の機動力を発揮する「世界最小のオフロード4WD」として、50年以上にわたって世界で高く評価されている。
伝統的な四輪駆動車の構成を固持することから、ライフサイクルが長いのも特徴で、軽自動車規格の変遷とともにフルモデルチェンジされているものの、2018年に登場した現行型は4代目にあたる。自動車規格のない世界市場からの強い要望もあり、初代から小型車版(現行は日本名ジムニー シエラ)も用意されてきた。
現行型はジムニーが0.66Lターボ+パートタイム4WD、ジムニー シエラは1.5L+パートタイム4WDの組み合わせで、トランスミッションはいずれも5速MTと4速ATを設定する。グレードは装備内容の違いで、基本性能は変わらない。
本格オフローダーも高い安全機能と快適装備を充実化
今回の一部仕様変更は、市場から要望の高い安全機能と快適装備の充実に対応したもので、衝突被害軽減ブレーキ「デュアルセンサーブレーキサポートII」を採用し、車線逸脱抑制機能を標準装備したのが注目点。
そのほか、アダプティブクルーズコントロール(ACC)[全車速追従機能付きは4速AT車のみ]や後方誤発進抑制機能[4速AT車]を搭載、オプションのバックアイカメラ付ディスプレイオーディオ・スズキコネクト対応通信機(メーカーオプション)装着車はスズキコネクトに対応する。

内外装やパワートレーンに関しては大きな変更はないが、今回の変更に伴い車両価格(税込)が引き上げられ、5速MT/4速ATで同価格となった。
なお、スズキのインド子会社であるマルチ・スズキ・インディア社で生産されるグローバルモデル「ジムニー ノマド」に変更はない。
■ジムニー ラインナップ(車両価格は税込み)
・XG 5MT:¥1,918,400
・XG 4AT:¥1,918,400
・XL 5MT:¥2,046,000
・XL 4AT:¥2,046,000
・XC 5MT:¥2,160,400
・XC 4AT:¥2,160,400
■ジムニー シエラ ラインナップ(車両価格は税込み)
・JL 5MT:¥2,271,500
・JL 4AT:¥2,271,500
・JC 5MT:¥2,385,900
・JC 4AT:¥2,385,900
