その上で石原氏は小川市長が重ねたラブホでの逢瀬に、想像を膨らませる。
「実際のところ、相当楽しかったんだろうなと思いますね。肉体関係があったら当然ドキドキするし、何もなくて相手におあずけを食わせている状態だったとしても、彼女としてはドキドキするでしょう。見つかりやすいラブホではなく、人けのない赤城山の駐車場にでも行けばよかった。同じ目的のカップルに目撃されてしまうかもですが‥‥」
ユリオカ氏は「国民が『ラブホという場所』について考えるきっかけになった」と指摘する。
「ホテルに行ったことがバレて奥さんに問い詰められた夫でも『必ずしも男女の関係に繋がるわけではないんだ』と言い張るお墨付きを与えてくれました。さらに言えば『5000円台なのに露天風呂付き』とかラブホのよさを宣伝してくれた感もあります。今回の報道をきっかけに『鈴木杏樹が不倫相手と行ったラブホは4000円だった』とか巻き添えの被害も出ているのは由々しき事態ですが」
田久保市長が日本中をアゼンとさせたのが、市議会議長らへの卒業証書の「チラ見せ」を巡る百条委員会での弁明だ。
ユリオカ氏は「言葉を扱う職業柄、これには惹かれました」とまさかのベタ褒め。
「あそこで意味のない刻んだ数字を言ったじゃないですか。『見せたのは19.2秒』って、将棋の記録係じゃないんだから。公式審判員でもいたのかという。“三笘の1ミリ”どころではない優れた言語感覚です」
そんな田久保市長について、石原氏は「どうでもいい話をこじらせる手腕は見事の一言」と皮肉る。
「最初から除籍だと認めておけば、ここまでの大騒動にならなかった。『人は追い詰められるとトンデモないことを言い出す』という学びにもなりましたね。政治家でなくても同じですよ。我々もゴミ出しをせずに家族に怒られると『地震があって出られなかった』とか姑息な言い訳をしてしまう。田久保市長も『間違ってました』と謝るチャンスが何度もあったのに、それをしなかったんですよ」
大騒動になるまで「東洋大学卒業」の肩書にこだわり続けた田久保市長。
「オトナの学歴図鑑」(双葉社)の著書を持つ石原氏は「東洋大学って、細かいことは気にしない校風なんです」と解説する。
「目を吊り上げて『卒業しなければ』と勉強するような空気でもない。当時の彼女も仲間内のノリで卒業しなかったのではないでしょうか。ちなみに『堕落論』で知られる坂口安吾も東洋大学の出身。大学時代はバイクに乗って放浪し、住所不定のような生活だったという田久保市長が政治の世界に入るとは‥‥、安吾にならうと『むしろ堕落を貫けなかった』とも言えるのでは」
政界に打って出るには、本人的には大卒の経歴が必須だったのだろう。

