MotoGP第19戦オーストラリアGPの予選は、ヤマハのファビオ・クアルタラロがポールポジションを獲得した。
予選前のFP2では初日に引き続きマルコ・ベッツェッキ(アプリリア)が最速タイムをマーク。予選に向けた勢いを維持した。なおFP2ではルカ・マリーニ(ホンダ)にエンジンブローが発生……ホンダは初日のジョアン・ミルに続き、ふたりともエンジントラブルに見舞われてしまった。
初日のプラクティスのタイムによる予選グループ分けの結果、今回が復帰戦の小椋藍(トラックハウス)はQ1行きが決定。また前戦インドネシアGPで初優勝を果たしたフェルミン・アルデゲル(グレシーニ)もQ1スタートとなった。
予選Q1は気温14度、路面温度17度のコンディションでスタート。ピットレーンオープンと共に、ライダー達がコースへなだれ込んだ。
Q1の序盤は、直前のFP2で好調な走りを見せていたアルデゲルが好ペースのアタックを決め、1分27秒201をマーク。このタイムで暫定トップにつけた。2番手には僅差でブラッド・ビンダー(KTM)が続いており、小椋は最初のアタックではトップから約0.7秒差の位置に留まった。
また母国戦のジャック・ミラー(プラマック)もまずまずのアタックを決めて、3番手タイムを記録。母国戦Q2進出まであと少しの位置に続いた。
Q1後半には、アルデゲルが自己ベストを更に更新。1分27秒071をマークした。なお同じ頃にロレンソ・サヴァドーリ(アプリリア)が転倒。ビンダーと接触スレスレであり、ヒヤリとする場面だった。
さらにアタックが進むと、今度はミラーが1分27秒215の自己ベストをマーク。暫定2番手タイムでQ2進出圏内に食い込んだ。
ラストアタックではビンダーが好ペースを発揮したが、ミラーに0.029秒とわずかに及ばず、3番手タイム……Q2にはアルデゲルとミラーのふたりが進出した。
小椋は最終的にトップから0.746秒差の8番手タイムで予選を終えた。
ポールポジションを争う予選Q2は、最初からハイペースなアタックが連発された。ただアレックス・マルケス(グレシーニ)はこれから更にペースを上げようかというところで転倒してしまい、一度ピットへ戻った。
Q2前半で会心のアタックを決めたのは、Q1を突破してきたミラー。1分26秒885のタイムで、暫定トップタイムとした。2番手には同じくQ1突破組のアルデゲルが0.1秒差で並び、さらに3番手には代役参戦のポル・エスパルガロ(テック3)が続いた。
なお初日に新レコードを樹立したベッツェッキは、スロー走行していたフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)とマリーニに引っかかり、上手くアタックをまとめることができず、11番手タイムに留まった。この一件は審議対象とされた。
Q2前半が不完全燃焼に終わってしまったベッツェッキだったが、Q2後半にクリーンにアタックでき驚異的な速さを発揮。1分26秒565の暫定トップタイムをマークしたかと思えば、連続アタックで1分26秒496を叩き出し暫定トップの座を固めてみせた。
2番手以下のライバル達に0.4秒近い差をつける圧倒的な速さを発揮したベッツェッキ。これに敵うライダーが現れないままQ2が終わろうとしていたが、最後の最後のアタックでファビオ・クアルタラロが大幅にペースアップした。
クアルタラロは最速ペースで各セクターをつなぐと、フィリップアイランドの新レコードとなる1分26秒465をマーク……オーストラリアGP予選のポールポジションを獲得した。2番手はベッツェッキ、そして3番手には母国戦のミラーが入った。

