レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、F1アメリカGPのスプリント予選でポールポジションを獲得。チームのアドバイザーであるヘルムート・マルコは、フェルスタッペンのタイトル獲得にはマクラーレンの”助け”が必要であるものの、不可能ではないとほのめかした。
フェルスタッペンはポイントリーダーのオスカー・ピアストリ(マクラーレン)と63ポイント差だが、アメリカGPのスプリントでその差を縮める機会を得た。フェルスタッペンがポールポジションを獲得したのに対し、ピアストリは3番グリッドからスタートすることになったのだ。
夏休みの前まで、フェルスタッペンはピアストリと97ポイント差とタイトル争いから脱落寸前だったが、レッドブルが立ち直ったことで直近4戦で2勝、2位2回とまさに絶好調だ。
フェルスタッペンは以前、レッドブルが大の苦手としていたシンガポールで勝てればタイトル獲得の可能性がより現実的なモノになると述べており、マルコもこの見解にほぼ同意していた。結果的にシンガポールではジョージ・ラッセル(メルセデス)が優勝したものの、フェルスタッペンはマクラーレン勢を抑えて2位を獲得している。
マルコは、マクラーレンが大幅に失速しなければフェルスタッペンがタイトル争いに戻るのは難しいとしながらも、その可能性は確かに存在すると感じていると付け加えた。
「ザントフールト(夏休み明けのオランダGP)以降、我々は常に1位、2位を争ってきた。だから方向性は正しい。残念ながらこの転換は少し遅すぎた」
そうマルコは語った。
「中速域での速さや温度に関する議論など、そうした話はもう関係ない。我々はそこに到達したんだ」
「仮にひとつのコーナーで遅れたとしても、それは千分の数秒の差だ。以前のようにひとつのセクターで0.5秒も遅れるような状況ではない」
「これは我々のマシンが大きく前進したことを示しており、もちろんマックスはそれを最大限に活用している。もしこの転換をもっと早く実現できていれば、チャンピオンシップの状況は変わっていただろう」
「我々だけでは(逆転タイトルを)達成できないと思う。マクラーレンからの助けが必要だ。だが不可能ではない」
フェルスタッペンのスプリント予選のポールポジションラップを評価する中で、マルコは最終セクターでのフェルスタッペンのスピードを称賛した。第1セクター終了時点でランド・ノリス(マクラーレン)をリードしていたフェルスタッペンだったが、第2セクターでは差を縮められた。最終的な両者のタイム差は0.071秒だった。
「素晴らしかった」とマルコは熱く語った。
「第3セクターでポールポジションを獲得した。1コーナーで横滑りしたが、それでも速かった。おそらく少し滑りすぎたが、信じられないラップだった。特に第3セクターだ。彼次第だったが、彼は成し遂げた」
「明日はさらに気温が上がる見込みだ。通常はマクラーレンに有利だが、マックスがリードを維持できれば、それを管理できることを願っている」
マルコが言うようにこれまで、温暖なコンディションではロングランでマクラーレンが優位となる傾向があるが、スプリントレースの短さゆえにフェルスタッペンがそのアドバンテージを封じ込める可能性もある。

