3週間前には友人とカブトムシ捕りに
亡くなった清水さんは、どんな高校生だったのか。中学校時代の同級生は、突然の死をいまだ受け止めきれずにいる。
「刹那が引っ越してきたのはたしか中2の頃だったと思います。あだ名とかはなくて『せつな』って呼ばれていました。明るくてムードメーカーで、仲間思いでみんなから慕われていました」
中学時代は陸上部に所属し、短距離走に取り組んでいた。中学2年の新人陸上大会では、向かい風のなか100メートル14秒69を記録。中学3年時には400メートルにも出場していた。
「事件についてはニュースを見た友人が『刹那って出てるけど』って連絡をくれて知りました。なんていうか、まだ全然実感できなくて……。本当かよっていうか。もっといっぱい刹那と遊びたかったなって……」
この同級生が清水さんと最後に会ったのは、7月31日だった。
「地元の仲間5人くらいでカブトムシを捕りに行ったんです。2、3匹捕まえて、『マジ、かっけー』みたいな事を刹那と話していました。刹那は“やんちゃ”な部分もありますが、その時に会った時はトラブルがあるとか、誰かと揉めているとか、そういった話はしていなかったし周りからも聞いていないです」
清水さんはバイクが好きで地元の“やんちゃグループ”との交流もあり、普段から原付に乗っていたという。また、ファミリーレストランや建築現場でアルバイトをしながら中型バイクの免許を取るために教習所に通っていた。
「ニュースで現場を見ましたが、少なくとも自分は知っている場所ではなかったし、刹那が立ち寄りそうな場所としても知らなかった。“事件”後、『みんなどうして?』って言っていて、本当突然のことって感じで頭の整理がつかないです……」
約3週間前まで、友人らとカブトムシ捕りに出かけ、いつも通りに過ごしていた清水さん。県警は現場周辺の防犯カメラを確認するとともに、関係者から事情を聴くなどして、17歳の高校生が死亡するに至った経緯を慎重に調べている。
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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班

