60代の患者は「本当に何してくれてんだよ」
同院に10年以上通い、事件発覚後も閉院まで治療を受け続けた60代女性は、患者への対応を続けた妻を気遣う一方、長年信頼してきた原田被告への複雑な思いを打ち明けた。
「原田先生は、優しくて気遣いもあって、治療に不満を感じたことはありませんでした。腕がいい歯医者さんだからって、周りの人にも勧めていたくらいです。
奥さんは、事件後も休まず仕事を続けて、気丈に振る舞っていましたよ。大変だろうなと思っていましたが、それでも投げ出さず、最後まで残って患者さんの治療を続けてくれました。
正直、私は医院がなくなって困っています。治療自体はちゃんとしてくれていたので、本当に何してくれてんだよという感じですね」
女性は事件を知った当初、長年信頼してきた原田被告をめぐる報道を、すぐには受け止めきれなかったという。
「私自身、ずっと通っていて治療中に目隠しをされたことは一度もありませんし、周りの患者さんからも目隠しをされたという話は聞いたことがありませんでした。
だから、被害に遭った方にはわざわざ目隠しをしていたと知って、そういう目的があってやっていたのかなと思うとショックです」
10年以上通った患者から「腕がいい」と周囲に勧められるほど信頼されていた原田被告。その一方、法廷では5人の女性患者に関する起訴内容を認めている。検察側はさらに別の行為についても追起訴する見通しで、審理はなお続く。
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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班

