フィリップアイランド・サーキットでMotoGP第19戦オーストラリアGPが開催。スプリントレースが行なわれ、アプリリアのマルコ・ベッツェッキが勝利した。
悪天候の予報もありライダーからは決勝とスプリントを入れ替える日程変更の要望の声も上がっていたオーストラリアGP。運営側は決勝レースを当初の予定より1時間遅い時間に実施するという判断を下し、スプリントレースは通常通りの土曜実施となった。
予選でポールポジションを獲得したのは、ヤマハのファビオ・クアルタラロ。2番手にマルコ・ベッツェッキ、3番手に母国戦のジャック・ミラー(プラマック)が並んだ。
全13周のスプリントは、スタートでアレックス・マルケス(グレシーニ)が好スタートを切り、6番手から一気に先頭に浮上。ただ続くコーナーでラウル・フェルナンデス(トラックハウス)とベッツェッキに先行を許してしまった。
アプリリア陣営のフェルナンデスとベッツェッキのふたりは1周目からかなりペース良く飛ばしていて、3番手のマルケスを引き離し0.7秒ほどのギャップを開いた。4番手以下にはミラー、ペドロ・アコスタ(KTM)そしてポールシッターのクアルタラロという順でライダーが続いた。
トップ争いはベッツェッキがすぐにでもフェルナンデスを攻めていくかと思われたが、相手のペースも良いことでなかなかオーバーテイクを狙うのが難しい状況。そして3番手以下との差はさらに拡大しており、5周目には2秒という大差がついた。
フェルナンデスとベッツェッキはレース中盤には0.2秒差で鍔迫り合いしていたが、ベッツェッキが6周目にブレーキングで止まりきれない場面がありオーバーラン……ふたりの差は1秒にまで広がった。
なお3番手争いでは、アコスタがマルケスとミラーを攻略。表彰台圏内に浮上した。ただこの時、既にトップ2は3秒前方と遠ざかっていた。
一度は差が広がっていたトップ争いだったが、ベッツェッキはハイペースで追い上げて再びホイールトゥホイールの距離に接近した。
そして10周目、ベッツェッキがついにフェルナンデスをオーバーテイクし、先頭が入れ替わった。フェルナンデスはベッツェッキに対して反撃する余力がなく、すぐにその差は1秒近くまで拡大した。
ベッツェッキは先頭に立った後もペースを落とすことなく、ライバルをさらに引き離して残り3周を消化。最後はフェルナンデスに3秒差をつけてチェッカーを受け、スプリント勝利となった。2位はフェルナンデスでアプリリア勢がワンツーだ。なおベッツェッキはスタート直前にバードストライクも受けてしまったが、結果的に走りには大きな影響はなかったようだ。
3番手争いは終盤まで接戦が続き、アコスタ、ミラー、ファビオ・ディ・ジャンナントニオ(VR46)の三つ巴のバトルが展開された。このバトルはアコスタがなんとか守りきって3位となった。なおスプリントレースでドゥカティ勢が表彰台に乗らなかったのは、今季初めてのことだ。
オーストラリアGPが復帰戦となっている小椋藍(トラックハウス)は、16位でのフィニッシュ。ポイント獲得とはならなかった。

