「離婚は通過点に過ぎない」
「特に女性は、離婚によってそれまでの人生が大きく変わる人が多い。そのことで『救われました』と幸せになっていく姿を見るのが楽しいんです」
“円満離婚”弁護士として走りだして15年。やりがいと充実感を感じながら今の仕事に取り組んでいる。最後に、そんな原口さんに離婚に悩む人へのメッセージを伺った。
「離婚って通過点に過ぎない。なぜ離婚したいのか、それは『今はない、目指したい幸せがある』からなんです。でもそれを忘れて、パートナーをどう痛めつけるか、離婚が目的になってしまう人が多い。本当に大事なのは自分自身が何を望み、本当はどうしたいか。それをいつも忘れないでほしいです」
離婚は終わりではなく、新しい人生の始まり。心を整え、自分らしい一歩を踏み出すことこそが、本当の“円満”につながるのかもしれない。
取材・文／木下未希 集英社オンライン編集部特集班
