F1アメリカGPのスプリント予選は、レッドブルのマックス・フェルスタッペンがマクラーレン勢を抑えてポールポジションを獲得したが、最大のサプライズは4番手に入ったザウバーのニコ・ヒュルケンベルグだろう。
何しろ、チームメイトのガブリエル・ボルトレトがスプリント予選含めて合計3度予選トップ10入りしていたのに対し、ヒュルケンベルグは今季の予選でトップ10に入るのはこれが初めてだったのだ。
ヒュルケンベルグは、フリー走行でマクラーレン勢に割って入る2番手となると、スプリント予選SQ1で5番手、SQ2でも5番手と終始上位につけてSQ3に挑むと、タイトル争いを演じる3台の後ろ、4番手を確保してみせたのだ。
「満足しているよ。君の予想通り、ハッピーだ」
予選後、ヒュルケンベルグはそう笑顔を見せた。
「FP1の時点で既に調子は良さそうだったけど、正直、良すぎて信じられなかったんだ。だから、これが本当の結果なのか、それとも他の人たちが何かを企んでるのか、確信が持てなかったんだ」
「でも、その流れを継続できた。マシンはかなり良い感じだった。もちろん、自分の感覚や認識は、ラップタイムが示すものと必ずしも一致しないこともあるけど、ラップタイムやストップウォッチは嘘をつかない。今日は一日中、それがかなり良かった」
「だから嬉しいよ。この勢いを維持して、週末を通してこの位置をキープできればと思う」
好調の要因は何なのか? そう問われたヒュルケンベルグは、マシンがスイートスポットにハマっていたのが大きいと答えた。
「ペースは確かにあった。マシンはここで速く、良いウインドウに収まっていて、いわばスイートスポットを捉えた感じだった。それが全てだよ」
「それに、僕はここがとても好きなんだ。ドライブしていて楽しい良いコースだし、良い時間を過ごせた」
スプリントレースでは、5番グリッドのジョージ・ラッセル(メルセデス)を始め、フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)やウイリアムズ勢、フェラーリ勢から追われることになるが、ヒュルケンベルグは粘りの走りで結果を残したいと語った。
「間違いなく難しいことだと思うよ。フルレースじゃないスプリントだとはいえ、本当に速いマシンがたくさんいるんだ。大抵はタイヤのデグラデーションも(自分たちより)少し良いしね」
「でももちろん戦うよ。どこまで粘れるか見て、できれば何か報われるような結果を出したいね」

