F1第19戦のアメリカ・グランプリが開幕し、10月17日にはスプリント予選が行なわれ、レッドブルの角田裕毅は18番手に沈んだ。
スプリントのために準備機会の少ない中、1回のみのフリー走行(FP/24周回)で全体13番手となる1分34秒531のベストタイムを計測した角田は、迎えたスプリント予選のSQ1で最初のアタックが1分35秒259に止まり、ラストアタックでのタイム更新を狙ったが、ピットアウトのタイミングが遅く、トラフィックに引っかかったことで終了時間までにアタックを開始することができず、あえなく最初のラウンドで脱落の憂き目に遭った。
悔やまれる形での敗退を喫した後、彼は「ラストアタックの時間がなくなってしまいました。なぜそうなったのかを、これから調べる必要があります。本来なら、もっと良い結果を出して金曜日を振り返るはずでした。セッションは少し混乱していました。正直なところ、何が起きたのか正確には分かりません」とのコメントを残し、以下のように続けている(F1公式サイト『F1.com』より)。
「ラストアタックに入るには全く間に合わず、上手くいかずにチャンスを失ってしまいました。本当に残念です。このような、自分の力ではどうにもならないケースでは、とてもフラストレーションが溜まります。残りの週末で上手く進めて、車の力を最大限に引き出し、本来いるべきポジションにいられるようにする必要があります」
予選直後の『F1.com』のインタビューでも、「ガレージから出るタイミングが、正直言って全く合っていなかったと思います。(中略)タイミングのマネジメントに関しては、僕自身ではなく、彼ら(チーム側)に委ねられていました。だから、本当に衝撃的です」と振り返り、アウトラップで前に出るのを妨げたリアム・ローソン(レーシングブルズ)については「いつものことです。彼には期待していません」と語った(フランスのモータースポーツ専門サイト『NEXTGEN-AUTO』より)。
これに対し、レッドブルのテクニカルディレクター、ピエール・ワシェは「もしユウキに2周目のチャンスがあったなら、間違いなくSQ2には進出していたと思い」と悔やみ、ローラン・メキース代表は「我々が間違っていた。スケジュールが少しタイトすぎた。ガレージに戻ってから、クールダウンして再びコースに出るだけの時間はあると考えていたが、我々はその機会を逃してしまいました。ユウキには本当に申し訳なく思う」と謝意を示している(英国のモータースポーツ専門サイト『CRASH』より)。
各国専門メディアの報道を見ると、オランダのF1専門サイト『RN365』は「レッドブルの予期せぬミスにより、角田は早期に敗退という痛ましい結果に……」と明確にチームの責任であることを指摘したが、英国のモータースポーツ専門サイト『THE RACE』は「レッドブルの戦略はもっと良くできたはずだが、角田自身の“コントロール”の範囲内にも幾つかの要因があった」との見解を示した。
「問題は、最初のアタックで彼のペースが不足していたことだ。彼のラップは、チームメイトのマックス・フェルスタッペン(ポールポジション)より1.119秒遅く、これはFPでの傾向と一致していた。最初のセッション、ハードタイヤでの走行では良い感触を見せていたが、ソフトに履き替えた途端に苦戦。そしてSQ1で義務付けられているミディアムでも、同様のペース不足が見られた」
同メディアは、角田をガレージに戻したチームの選択が誤っていたことを認め、「角田の困惑と苛立ちは理解できるものであり、レッドブルには明らかなミスがあった」と認めながらも、改めて「彼が最初のアタックでより良いラップを出していれば、SQ2に進出できていたことも事実である」として、さらに「もしFPでソフトを履いて説得力のある走りを見せていたなら、チームは予選全体を走り切れるだけの燃料を積んだ可能性もある」とも指摘している。
「最終的にポールポジションを獲得したフェルスタッペンが示したように、『RB21』に速さ自体は十分にあったのだ」と同メディアは最後に綴って記事を締めているが、チームメイトとの差がより目立つ結果となり、レッドブル・グループにおいても最下位のポジションに沈むなど、過去入賞3回と比較的得意としているアメリカGPで失意のスタートを余儀なくされた角田。ここから気を取り直し、いかに巻き返しを図るかが興味深い。
構成●THE DIGEST編集部
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