MotoGPオーストラリアGPのスプリントレースで19位と大苦戦したドゥカティのフランチェスコ・バニャイヤは、苦しんでいるマシンのシェイキングの原因が分かっていないと語った。
バニャイヤは予選ではQ2で11番グリッドを確保したが、スプリントになるとすぐにポジションを下げてしまい、4周目には19番手まで後退。さらにソムキアット・チャントラ(LCR)にも抜かれてしまったが、フェルミン・アルデゲル(グレシーニ)の転倒リタイアもあり、19位でのフィニッシュとなった。
バニャイヤはスプリントを1分30秒台前半のラップタイムで周回していたが、これは勝利したマルコ・ベッツェッキ(アプリリア)と比較すると2秒遅いタイムだった。
オーストラリアGPはドゥカティ陣営全体にとって厳しい週末になっているが、その中でもバニャイヤの苦戦度合いは特に目立っている。バニャイヤはマシンが激しく揺れてしまう原因が分からないのだと語った。
「とても厳しいレースだった」とバニャイヤは言う。
「でもデータをチェックしているし、何が起きているのかを理解しようとしている。データを見れば、起きていることは一目瞭然だけど難しいんだ。バイクが凄く揺られてしまっているけど、その理由が分からない」
「今シーズン、何回この状況を解決しようとチームが取り組んできたか分からないよ。だけどこれが電子制御の信頼性から来るものではないというのは分かっている。別に原因があって、それを突き止めようとしているんだ」
なおオーストラリアGP初日の走行を通じて、バニャイヤは2台あるマシンがそれぞれ別の特性を示しているという奇妙な状況に直面していた。片方のマシンはバニャイヤのフィーリングに合うことで予選Q2に進出したが、もう片方ではコンマ数秒の遅れがあった。
しかし今度はそのまだ良い方のマシンでも状態は悪化。バニャイヤは自分が「単なる乗客の状態」になっていたと話した。
「奇妙なんだけど、昨日はフィーリングがもう少し良かった。今朝(FP2)もそうだ。もう少し良かったんだ」
「予選から何か変な感じになり始めた。それでスプリントレースでは、またバイクに乗れたものじゃなかった。単に乗っているだけで、シェイキングをなんとかしようとしているだけだった。コーナー出口でなんどもギャップを埋める必要があった。これは変だよ」
バニャイヤは今シーズン、長く問題を抱え苦戦が続いてしまっている。そのことでドゥカティにおける長期的な将来を疑問視する声も上がるようになってしまった。
もう1シーズンもこんな状態ではいられないだろうと指摘されると、バニャイアはこう語った。
「正直、2025年をこんな形で終えるのは厳しい。でも幸いにも、もてぎがあった。もてぎでは(自分の実力を)示せたし、チームにとっても助けになるものだった。普通の状況なら、僕らは戦えることを証明できたからだ」
「日本ではどうしてああも良かったのかを理解する必要がある。でも難しいね。理論的には同じはずだからだ。でも何かが足りていない。それが何なのか、僕らはまだ把握できていないんだ」
なおバニャイヤはオーストラリアGP決勝では、予選中の他ライダーへの走行妨害による3グリッド降格ペナルティを受ける。そのため14番手からのスタートになる予定だ。

