『WWE SUPER SHOW JAPAN』両国国技館(2025年10月18日)
フェイタル4ウェイ形式女子世界王座戦 ○ステファニー・バッケルvsイヨ・スカイvsリア・リプリーvsラケル・ロドリゲス×
イヨの女子世界王座返り咲きはならず。王者・バッケルがフェイタル4WAY戦を制して防衛を果たした。
イヨが昨年7月に続き、1年3ヵ月ぶりに日本凱旋を果たした。現在、リアと元女子世界王者同士で共闘し、アスカ&カイリのカブキ・ウォリアーズと抗争を展開中。初日はリアとのタッグで10・11オーストラリア大会『クラウンジュエル』以来の再戦を制した。一夜明けたこの日は一転してリアと対峙。フェイタル4WAY戦で女子世界王座を争う。イヨは勝利すれば7ヵ月ぶり2度目の戴冠となるところだった。
王者・バッケルはスターダムに来日経験があり、元STRONG女子王者でもある。昨年10月にNXTでWWEデビュー。今年3月にNXT女子&NXT女子北米2冠王となった後に昇格すると、9月にはイヨ・スカイとの王座決定戦に勝利し、女子世界王座を戴冠。10・11『クラウンジュエル』ではWWE女子王者ティファニー・ストラットンとの王者対決に勝利したばかりだ。
まずリアが登場すると、場内は大歓声と「マミー!」チャントが発生。続いてイヨが入場すると、再び大歓声となった。さらにラケル、王者・バッケルの順で入場した。
開始早々、イヨはラケルによって場外に落とされ、一方でリアはバッケルに頭突きを叩き込む。リアがラケル相手に肉弾戦を展開して沸かせると、イヨがスワンダイブ式ミサイルキックでラケルを蹴散らし、バッケルと対峙。エルボー合戦で火花を散らし、一進一退の読み合いを展開する。バッケルが丸め込みを連発しても返したイヨはドロップキックの相打ちに持ち込んだ。
ラケルが両腕ラリアットで二人とまとめてなぎ倒すと、イヨはラケルのネックハンギングツリーに捕まるなど劣勢に。それでもカサドーラからのその場飛びフットスタンプで反撃した。バッケルがリアにデビルズキッスを決めてもイヨはアッパー掌底で割って入り、串刺しランニングダブルニーを連発。ラケルをミサイルキックで吹き飛ばすと、両手で自らを指さす得意のポーズで沸かせた。そしてバッケルにダブルアーム式フェースバスターを決めた。
ここでリアがやってきてイヨとダブル雪崩式ブレーンバスターを狙ったが、ラケルがパワーボムで二人まとめて叩き落として決められず。それでもイヨはアッパー掌底をバッケルに見舞うと、ムーンサルトプレスを発射して勝機を作ったが、ラケルによって3カウントを阻まれ、パワーボムで場外に叩き落とされてしまった。そして最後はバッケルがスパイラルタップでラケルから3カウントを奪い、王座防衛を果たした。

