F1アメリカGPの予選が行なわれ、レッドブルのマックス・フェルスタッペンがポールポジションを獲得した。2番手ランド・ノリス(マクラーレン)に約0.3秒もの差をつける、圧倒的な速さだった。角田裕毅は13番手に終わった。
サーキット・オブ・ジ・アメリカズは灼熱。アメリカGPの予選開始時刻には気温35度、路面温度48度と、この日早い時間に行なわれたF1スプリントから比べてかなり気温・路面温度とも上がった。
そのスプリントを制したフェルスタッペンと、全滅という最悪の結果に終わったマクラーレン勢のどちらが予選で速さを見せるのかが、最大の注目ポイント。また18番手スタートから7位入賞を果たした角田が、今度こそ予選でも速さを見せることができるかという点にも期待が集まった。
Q1:ハジャーがまさかのクラッシュでノータイム。角田辛くもQ2へ
予選Q1は、いきなり波乱の幕開けとなった。各車がコースインして1回目のアタックへと向かったところ、レーシングブルズのアイザック・ハジャーがターン6で挙動を乱し、タイヤバリアにクラッシュ。セッションはいきなり赤旗中断となった。来季のレッドブル昇格を目指すハジャーにとっては、首脳陣に自身の力をアピールするという面でも痛いクラッシュとなったかもしれない。
10分あまりの中断時間を経てセッション再開。前日のスプリント予選のように、ピットレーンにはコースインを待つマシンの渋滞ができた。
結局このセッションで最速だったのはフェルスタッペン。タイムは1分33秒207だった。2番手にはメルセデスのジョージ・ラッセルと、F1スプリントの1-2がそのまま再現された。
角田裕毅(レッドブル)は思うようにペースを伸ばせなかったが、他車のトラックリミット違反によるタイム抹消もあり、14番手でなんとかQ2進出。ガブリエル・ボルトレト(ザウバー)、エステバン・オコン(ハース)、ランス・ストロール(アストンマーティン)、アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)、ハジャーがここで脱落した。
Q2:アタックラップのペースが優れず……角田Q2敗退
迎えたQ2では、赤旗などの混乱もなく、各車が順当に周回を重ねていった。トップはここでもフェルスタッペンで、2番手にフェラーリにシャルル・ルクレールがつけた。
フェラーリ勢は初日スプリント予選では苦労したが、ここでは一転ペースアップ。ハミルトンも4番手でQ3に進出である。
気になるのはポイントリーダーであるオスカー・ピアストリ(マクラーレン)。ピアストリは8番手で辛くもQ3に進出したが、ライバルであるチームメイトのノリス、そしてフェルスタッペンに大きく引き離された。
角田はアタックラップ中にスロー走行していたピエール・ガスリー(アルピーヌ)に追いついてしまう不運もあったが、13番手でQ3敗退。課題としていた予選ラップと決勝でのレースペースの双方でバランスを取るのに苦労しているようだ。
この他、スプリント予選では4番手と気を吐いたニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー、リアム・ローソン(レーシングブルズ)、ガスリー、フランコ・コラピント(アルピーヌ)はここで姿を消した。
Q3:レッドブル、またもアタックに間に合わないミス! しかしフェルスタッペン驚速でPP
Q3でもフェルスタッペンが圧巻の走りを見せた。最初のアタックでは全セクターで全体ベストタイムを並べる1分32秒510を記録し、2番手ノリスに0.394秒もの差をつけた。
しかし勝負は2回目の最終アタック。フェルスタッペンは全車中最後に堂々とピットインし、路面コンディションが最も良いタイミングでアタックラップを走ろうとした。しかしフェルスタッペンは、コースインを遅らせたためアタック開始に間に合わず……2度目のタイム計測ができないままチェッカーフラッグを受けてしまった。レッドブルはスプリント予選でも角田裕毅で同じミスを犯した……同じミスを2度、しかも2日連続で犯してしまうのは、まことにいただけない。猛省すべき事案だといえよう。
しかしフェルスタッペンにそんなのは関係なかった。最初のアタックで記録した1分32秒510を超えるタイムを記録する者は誰もおらず、フェルスタッペンがそのままポールポジションを獲得した。フェルスタッペンは予選全セッションでトップタイムである。
2番手にはノリス、3番手にルクレール、4番手にラッセルと、トップ7までをレッドブル、マクラーレン、フェラーリ、メルセデスのトップ4チームが占めることになった。
以下8番手オリバー・ベアマン(ハース)、9番手カルロス・サインツJr.(ウイリアムズ)、10番手フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)というトップ10の顔ぶれだった。

