フィリップアイランド・サーキットでMotoGP第19戦オーストラリアGPのMoto3決勝が行なわれた。勝利したのはRed Bull KTM Ajoのホセ・アントニオ・ルエダだった。
Moto3クラスの予選で日本人ライダーは古里太陽(Honda Team Asia)が4番グリッドを獲得。一方で山中琉聖(FRINSA - MT Helmets - MSI)は苦戦し16番手スタートとなった。
レースはポールシッターのジョエル・ケルソ(LEVELUP-MTA)を筆頭に、ホセ・アントニオ・ルエダも良いスタートを切った。そして彼らふたりの後ろ3番手を古里やマキシモ・キレス(CFMOTO Gaviota Aspar Team)が争っていく形となった。
先頭のキレス、そして2番手のルエダのふたりは3番手を巡って激しいバトルが繰り広げられている間に逃げていき、わずか3周で3番手以下に1秒以上の差が広がった。
3番手争いはかなりの混戦模様となっていて、アドリアン・フェルナンデス(Leopard Racing)がひとまず集団をリード。古里もこの集団の中でのバトルを演じた。
トップ2台は唯一1分35秒台のタイムで周回を重ね、ライバル達よりも大幅に良いペース。ギャップはどんどん拡大してしまい、3番手集団は5周目には3秒差をつけられた。
そして7周目のホームストレートエンドで、ルエダがケルソをオーバーテイク。前に出たあとは、ケルソのことを引き離すかと思われたが、ケルソも喰らいつき、結局大きな差は開けなかった。
レース中盤以降、トップのふたりは0.1~0.3秒ほどの差と、つかずはなれずの位置を維持したままラップを消化。勝負は終盤といった雰囲気だった。
ケルソはラスト3周時点でも、ルエダの0.2秒後ろを追走していた。しかし遅れをホームストレートのスリップストリームでなんとか取り戻すような形であり、オーバーテイクまでは狙うことができなかった。
ふたりのバトルはラストラップでルエダがケルソのことを突き放し、一気に差を0.8秒まで広げてトップチェッカーを受けて決着。ルエダが今季チャンピオンとなってから初めての勝利を挙げた。2位はケルソだ。なお3番手以下には11秒差と、文字通り置き去りにするレースだった。
3番手争いはフェルナンデス、アルヴァロ・カルペ(Red Bull KTM Ajo)が主にポジションを争う状態で、終盤までその後ろに多くのライダーが続く団子状態での戦いとなった。そして、カルペがこのバトルを制して3位を獲得した。
古里は終盤までこの3番手集団で戦ったものの、8位フィニッシュ。山中は22位で苦しいレースとなった。

