北海道の山域には初冠雪もあり、一気に秋モード全開の10月。この時期に都内在住のバックカントリースキーヤー・スノーボーダーがやっておくべき6つの準備をまとめた。良いシーズンを送るために、しばらくOFFにしていた「冬のスイッチ」をそろそろONにして、シーズンイン支度を整えていこう。BC滑走歴と熱量には自信のある私、YOSHI(STEEP読者レポーター)がお伝えしていく。
はじめに

例年、11月に入ると、人工降雪機をフル稼働させてあちこちのスキー場がオープンしていく。そして天然雪でフィールドが雪にすっぽりと覆われた頃、いよいよバックカントリーシーズンが幕を開ける。そういきなりシーズンが始まるわけでもないので、バックカントリーユーザーたちはついのんびりしがちだ。
とはいっても、私のような首都圏在住者には、シーズンイン前にやっておくべき重要なことが幾つかある。ギアの準備もそうだが、冬の仲間との作戦会議と旅の準備も欠かせない。首都圏からの遠征地、北海道や東北は年々外国人にも人気がうなぎ上りで、油断しているとアッという間に宿がブッキングされてしまう。それを見越して8月末あたりからシーズン中の大方の連休の遠征地の宿を押さえにかかったものの、私は例年にはない過熱感を感じた。
常宿がすでに予約で埋まり始めているのだ。いまや冬の北海道はスキーヤー、ボーダーだけのものではなく、世界中から冬の観光を目当てに旅行者がわんさかと押し寄せる一大観光地になる。
そこで今回は、年々状況が変わるなかで、都内在住のバックカントリースキーヤー・ボーダーが、秋にやっておくべき6つの準備をまとめた。良いシーズンを送るために、しばらくOFFにしていた「冬のスイッチ」をそろそろONにして、シーズンインの支度を整えていこう。
①ギアを起こす:板のチューンナップとビーコンなど各ギアのチェック

9月、滑り仲間のSNSを見るとチューンナップショップに板を持ち込んでいる投稿を発見。「もうそんな季節なんだな」と思わされて、ふと納戸に立てかけてある板をチェックすると、ソールは乾いて白っぽく、エッジにはうっすら赤錆が浮かんでいる。
ブーツは見た目が変わらなくても、バックルやソールラバーが傷んでいたり、インナーがヘタってフィットが変わっているいることもある。先シーズンはこのおかげで何度左足に大きな靴ズレを作ったことか... …。このときは仲間に相談した結果、自分の足にもテーピングを巻くなどの工夫をして、なんとかシーズンを乗り切った。
板、ブーツだけでなく、納戸に押し込めてあったギアたちは数ヵ月も眠っている間に、呼吸を欲していたり、加水分解し始めていたり。ビーコンや無線機などの電子ギアもスイッチを入れてみないと状態がわからない。無機質だと思っていたギアたちも生き物だ。

とくにチューンナップ工房は10月頃から混み合い、納期もシーズンインギリギリになりがちなので、理想は9月中に持ち込むことだ。ちなみに私がチューンナップに出しているプロショップでは、10月中旬時点で納期は11月末という。
シーズンインに間に合わないということがないように、チューンナップは早めに出しておきたい。ショップのスタッフと会話すると、冬への心のスイッチが入ることも間違いない。
