▼30位:工藤泰己[投手・北海学園大]
(くどう・たいき/右投右打/北海高)
高校時代は木村大成(現・ソフトバンク)の控え投手だったが、大学で急成長。下級生の頃から150キロを超え、今年は最速159キロをマークして話題となった。制球には不安が残るが、スピードは大学球界全体でもトップクラスで変化球のレベルも高い。リリーフであれば1年目から一軍で通用する可能性もありそうだ。
タイプ診断:#北の豪腕 #高校時代は控え
▼29位:大栄利哉[捕手・学法石川高]
(おおさかえ・としや/右投左打)
東北の高校球界を代表する捕手。1年秋からチームの中心で、昨年の選抜出場にも大きく貢献した。投手としても140キロ台中盤を誇る強肩が魅力で、フットワークの良さも光る。打撃も木製バットを苦にせず、長打力も高校生ではトップクラス。U-18W杯では存在感を示せなかったが、ポテンシャルの高さは十分だ。
タイプ診断:#強肩強打 #U-18侍ジャパン
▼28位:冨士隼斗[投手・日本通運]
(ふじ・はやと/右投右打/大宮東高→平成国際大)
常時150キロ前後をマークする社会人屈指の本格派右腕。大学時代は安定感を欠いて指名漏れとなったが、社会人ではコントロールと変化球が大きくレベルアップした印象を受ける。課題の立ち上がりが安定してくれば、プロでも先発として勝負できる可能性は高い。弟の冨士大和(西武育成1位)が昨年指名されただけに、それに続きたいところだ。
タイプ診断:#剛腕 #兄弟選手▼27位:桜井ユウヤ[三塁手・昌平高]
(さくらい・ゆうや/右投右打)
今年の高校球界を代表するスラッガー。たくましい体格は高校生離れしたものがあり、1年夏には早くもホームランを放って話題となっている。下級生の頃は強引さが目立ったが、徐々に無駄な動きが少なくなって確実性もアップし、今年夏の埼玉大会決勝でも特大の一発を放った。守備や走塁はまだまだ課題が残るものの、今年の高校生は強打者タイプが少ないだけに上位指名の可能性もありそうだ。
タイプ診断:#大砲候補 #強打のサード
▼26位:藤川敦也[投手・延岡学園高]
(ふじかわ・あつや/右投右打)
九州で高い注目を集めている本格派右腕。2年秋には肘を痛めて調子を落としたが、それをきっかけに力みのないフォームに変更し、安定感が増した。楽に投げても145キロを超えることは珍しくなく、大型でも制球が荒れることも少ない。昨年から身体を絞ったことでバランスも良くなった印象だ。変化球などはこれからレベルアップする必要があるが、素材の良さは抜群だけに高い順位でないと獲得は難しいだろう。
タイプ診断:#将来性◎ #九州の剛腕▼25位:松川玲央[遊撃手・城西大]
(まつかわ・れお/右投左打/関西高)
高いレベルで走攻守が揃った大型ショート。首都大学二部で1年秋はセカンド、2年春はショート、一部に昇格した後もショートで3季連続と、合計5季連続でベストナインを受賞した。大型でも抜群の脚力を誇り、ショートの守備の動きも軽快そのもの。今年は肘を痛めて春の途中から指名打者となり、打撃も本調子ではないが、脚力とスケールの大きさに対する評価は高い。
タイプ診断:#大型ショート #スピード◎
▼24位:松浦佑星[遊撃手・ENEOS]
(まつうら・ゆうせい/右投左打/富島高→日本体育大)
抜群のスピードが魅力のショートストップ。高校時代から脚力と走塁センスは際立ったものがあり、甲子園でも見事な活躍を見せた。大学では少し怪我に苦しむ時期があったが、社会人では名門ENEOSで1年目からレギュラーに定着。課題だった送球と打撃の確実性も明らかに向上し、今年の都市対抗でも攻守に活躍を見せた。足を使えるショートだけに欲しい球団も多いはずだ。
タイプ診断:#スピードスター #リードオフマンタイプ
▼23位:エドポロ・ケイン[外野手・大阪学院大]
(えどぽろ・けいん/右投右打/日本航空高)
関西の大学で注目を集めている大型外野手。高校時代はとにかく確実性が低かったが、大学では年々レベルアップし、対応力は見違えるほど向上した。引っ張るだけでなくセンターから右へも放り込める長打力が魅力で、守備と走塁に対する意識も高い。今年秋のリーグ戦では開幕からホームランを量産しており、上位指名に食い込んでくる可能性も高いだろう。
タイプ診断:#飛距離◎ #赤丸急上昇▼22位:小田康一郎[一塁手・青山学院大]
(おだ・こういちろう/右投左打/中京高)
東都大学野球一部を代表する左の巧打者。力のある打者が揃うチームの中でも1年春からレギュラーに定着すると、いきなり3割を超える打率をマークして話題となった。上背はないがたくましい体格で、ヘッドの走るスイングは迫力十分。今年の大学選手権では高谷舟(北海学園大)の149キロのストレートをレフトスタンドに叩き込むなど、逆方向にも強く打てる。守備については少し不安が残るが、打撃の総合力は今年の大学生でも屈指の存在だ。
タイプ診断:#打撃職人 #広角打法
▼21位:平川蓮[外野手・仙台大]
(ひらかわ・れん/右投両打/札幌国際情報高)
高校時代は投手で、大学から野手に転向。大型で脚力とパワーを備え、左打席でも右打席でも豪快なスウィングを見せる。今年は大学日本代表にも選出されると、日米大学野球では不振の立石正広(創価大)に代わって4番を任せられる試合もあった。守備には課題が残るが、打者としてのスケールの大きさは今年の候補の中でも屈指の存在と言えるだろう。
タイプ診断:#強打のスイッチヒッター
文●西尾典文
【著者プロフィール】にしお・のりふみ。1979年、愛知県生まれ。筑波大学大学院で野球の動作解析について研究。アマチュア野球を中心に年間400試合以上を取材。2017年からはスカイAのドラフト中継で解説も務め、noteでの「プロアマ野球研究所(PABBlab)」でも多くの選手やデータを発信している。
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