【表】2025ドラフト候補ランキング1~50位一覧
▼10位:山城京平[投手・亜細亜大]
(やましろ・きょうへい/左投左打/興南高)
将来像:少し荒れている宮城大弥(オリックス)
興南高時代から九州では評判だった本格派サウスポー。1年春に出場した大学選手権ではいきなり150キロを超えるスピードを記録して注目を集めた。その後はなかなか結果を残せなかったが、3年秋は先発で2勝をマークすると、今年春は最優秀防御率のタイトルを受賞。制球はアバウトだが、楽に腕を振って投げ込む150キロ台のストレートの勢いは圧巻だ。上手くまとまりが出てくれば高校の先輩である宮城大弥のようになれる可能性も高い。
タイプ診断:#荒れ球 #サウスポーらしい角度
▼9位:桜井頼之介[投手・東北福祉大]
(さくらい・よりのすけ/右投右打/聖カタリナ高)
将来像:金村尚真(日本ハム)
高校時代は3年春にエースとしてセンバツに出場。好投手が多い東北福祉大でも早くから投手陣の一角に定着すると、3年からは主戦へと成長し、今年春はチームを大学選手権優勝に導いた。体は大きくないがストレートは常時145キロを超える。変化球も代名詞と言えるカットボールなど全てのボールのレベルが高く、制球も安定している。試合を作る能力の高さは大学球界でも屈指で、1年目から一軍の戦力となる可能性も高い。
タイプ診断:#安定感◎ #全国優勝投手
▼8位:斉藤汰直[投手・亜細亜大]
(さいとう・たいち/右投右打/武庫荘総合高)
将来像:岸孝之(楽天)+森下暢仁(広島)÷2
武庫荘総合高時代から近畿では評判となっていた右腕。1年春からリリーフでデビューすると、3年春には4勝をマークする活躍を見せた。長いリーチを柔らかく使える腕の振りが光り、ボールの角度も素晴らしいものがある。ストレートのアベレージはもう少し上げたいが、数字以上に勢いが感じられ、鋭く落ちるフォークは必殺のボールだ。即戦力というよりも将来性が光るタイプで、数年後には世代トップの投手となっている可能性もありそうだ。
タイプ診断:#公立高校出身 #スケール◎▼7位:毛利海大[投手・明治大]
(もうり・かいと/左投左打/福岡大大濠高)
将来像:杉内俊哉(元ソフトバンク、巨人)
今年の東京六大学を代表するサウスポー。高校時代から変化球の良さには定評があったが、昨年から今年にかけてストレートの勢いもアップして投球に凄みが出てきた。春のリーグ戦では6勝0敗と圧倒的な成績を残すと、大学日本代表でも活躍。最近では珍しい大きいカーブを上手く操り、制球力も高い。大学生左腕では安定感はトップという印象で、1位の12人に入る可能性は極めて高いだろう
タイプ診断:#勝てる投手 #安定感◎
▼6位:松下歩叶[三塁手・法政大]
(まつした・あゆと/右投右打/桐蔭学園高)
将来像:中島裕之(元西武など)
東京六大学を代表する強打の内野手。2年秋から3季連続でベストナインを受賞し(2年秋はセカンド、3年春秋はサード)、現役では最多となる通算11本塁打を誇る(10月13日終了時点)。ボールをバットに乗せるのが上手く、高い放物線を描く打球が持ち味。年々対応力もアップしており、打率も残せるようになった。サードの守備も堅実で、内野ならどこでも守れるのも持ち味だ。大学日本代表では主将を務め、日米大学野球ではMVPにも輝いた。
タイプ診断:#打球の角度◎ #勝負強い▼5位:小島大河[捕手・明治大]
(こじま・たいが/右投左打/東海大相模高)
将来像:阿部慎之助(元巨人)
今年の大学球界を代表する強打の捕手。力のある選手が揃う明治大で2年春から不動の正捕手となり、通算打率は.344と先輩の宗山塁(楽天)を上回る(10月13日終了時点)。右足を高く上げるスタイルだがタイミングを合わせるのが抜群に上手く、軽く振っているようでもスタンドに運ぶ長打力もある。捕手としての守備は細かいところに課題が残るものの、元々内野手だっただけあって動きの良さも持ち味だ。なかなかいない「打てる捕手」だけに、プロでもキャッチャーとしてしっかり鍛えてもらいたい。
タイプ診断:#強打の捕手 #フットワーク◎
▼4位:竹丸和幸[投手・鷺宮製作所]
(たけまる・かずゆき/左投左打/崇徳高→城西大)
将来像:能見篤史(元阪神、オリックス)
高校時代は無名も大学で成長した左腕。社会人でも1年目から公式戦で経験を積むと、今年は主戦へと成長しチームを都市対抗出場に導いた。細身だが鋭い腕の振りで力を入れた時のストレートは150キロを超える。全ての球種をしっかりコントロールすることができ、あらゆるパターンで打ち取れるのも持ち味だ。スタミナ面には課題が残るが、好調時の投球ができれば一軍でもすぐに通用する可能性は高い。
タイプ診断:#腕の振り◎ #社会人ナンバーワン左腕
▼3位:中西聖輝[投手・青山学院大]
(なかにし・まさき/右投右打/智弁和歌山高)
将来像:スピードのある吉見一起(中日)
常勝軍団青山学院大のエース。常広羽也斗(広島)と下村海翔(阪神)の抜けた3年春から登板機会を増やし、昨年秋と今年春と2季連続で最優秀投手、ベストナインに輝いた。元々まとまりのあったところにストレートのスピードが増し、三振を奪えるのも大きな強み。走者を背負っても全く慌てることがなく、安定感は大学球界でもトップと言える。即戦力として期待できるだけに、複数球団の1位指名の可能性もありそうだ。
タイプ診断:#先発タイプ #甲子園優勝投手▼2位:石垣元気[投手・健大高崎高]
(いしがき・げんき/右投両打)
将来像:千賀滉大(メッツ)
今年の高校生の目玉と見られる本格派右腕。2年春には早くも150キロを超え、チームの選抜優勝に大きく貢献した。今年春の選抜はわき腹を痛めた影響で本調子ではなかったがそれでも大会歴代最速となる155キロをマークすると、U-18W杯では158キロも計測して話題となった。スピードに関してはアベレージでも150キロ以上で歴代の高校生でも一、二を争うレベル。変化球とコントロールも年々レベルアップしており、投手としては最も注目を集める存在となりそうだ。タイプ診断:#甲子園の星 #スピード◎
▼1位:立石正広[三塁手・創価大]
(たていし・まさひろ/右投右打/高川学園高)
将来像:打ち方も左右も異なるが長打力は佐藤輝明(阪神)
2025年のドラフト最大の目玉と言えるスラッガー。昨年秋の明治神宮大会では大会新記録となる10安打を放つと、その後に行われた大学日本代表候補合宿では打撃練習で坊っちゃんスタジアムの場外に運ぶ一発を放ってスカウト陣を驚かせた。無理のないスイングで遠くに飛ばすことができ、右方向に打てるのも持ち味だ。脚力と肩の強さも申し分なく、あらゆるポジションをこなすことができる。調子の波は課題だが、将来的にはプロでも毎年30本塁打以上打てる打者になる可能性は十分だ。
タイプ診断:#スラッガー #目玉
文●西尾典文
【著者プロフィール】にしお・のりふみ。1979年、愛知県生まれ。筑波大学大学院で野球の動作解析について研究。アマチュア野球を中心に年間400試合以上を取材。2017年からはスカイAのドラフト中継で解説も務め、noteでの「プロアマ野球研究所(PABBlab)」でも多くの選手やデータを発信している。
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