
関羽が5つの関所を突破したエピソードが描かれる、『横山光輝三国志』18巻(潮出版)
【画像】「うん、大きいな」「可愛い」これが女性化した関羽雲長の姿です(4枚)
関羽の人物像を読み解く意見が続出
マグミクスは先日、「『横山三国志』の名言「そんな物はない」の背景がエグい 関羽の「5人瞬殺」、本人も必死だった?」という記事を配信しました。『横山光輝三国志』における「そんな物はない」という関羽の名言が生まれた背景を解説した記事に、多くの読者コメントが寄せられました。
記事で取り上げたのは、曹操の許可を得て劉備の妻子を連れて旅立った関羽が、曹操の勢力圏内にある関所で通行証を求められた際、「そんな物はない」と言って役人を殺害し、強行突破するシーンです。一見理不尽に見える行動も、劉備の妻子を守るための「決死の千里行」という文脈で理解できると説明しています。
この、「そんな物はない」のシーンについて、読者から多くの意見があがっています。「関羽の表情がいい。この、有無を言わせない無表情が逆に怖い」というコメントに多くの共感が集まっています。
また、関羽の人物像に踏み込んだ考察も見られました。「良く言われる関羽の傲慢さはコンプレックスの裏返しである」として、士大夫階級ではない出自からくる劣等感が関羽の行動の背景にあったという分析もありました。

関羽が追い詰められ命を落とすエピソードが描かれる、『横山光輝三国志』42巻(潮出版)
物語の伏線としての「関羽千里行」
興味深いのは、この千里行が後の展開にも影響を与えているという指摘です。「曹操への恩義があったから、敗走してボロボロの曹操を関羽は見逃してしまう」として、華容道のエピソードとのつながりを指摘するコメントが、最も共感を集めていました。
「(5つの関所の突破を許した)曹操への恩義があったから……関羽の義心にも心打たれるが、孔明はこうなることを見越した上の作戦だった」「関羽が五関を突破し五人を殺してまで劉備の元に戻ったのに、最期はそれが首をはねられる『理由』になった」と、関羽の悲劇的な結末につながる伏線としてとらえる意見もありました。
単なる名言としてだけでなく、ネットミームとしても広まっている『横山三国志』の「そんな物はない」のシーンは、物語としての深みや登場人物の心理描写を評価する声も多く、約30年前の作品が今も多くの読者に愛され、議論される理由が伝わってきます。
