相川亮二新監督の船出に激震が走っている。DeNAの桑原将志外野手がフリーエージェント権の行使を検討している、と報じられたのだ。
2021年に4年契約を結び、生涯ベイスターズを誓っていたが、契約が切れる最終年で重い決断を下そうとしている。来日6年目のオースティンも退団が濃厚で、桑原までいなくなればいよいよ、ベイスターズの戦力低下が始まる。
桑原は後輩から慕われるチームリーダー気質で、将来の幹部候補。外国人選手ともすぐに打ち解ける性格のムードメーカーゆえ、流出となればチームには大きな痛手となる。
FA権を持つ外野手では阪神・近本光司や楽天・辰己涼介がいる。さらに戦力外組には巨人の重信慎之介と乙坂智、楽天・島内宏明、ヤクルト・西川遥輝、オリックス・福田周平、広島・宇草孔基、西武・松原聖弥と、お宝候補がたくさん眠っている。
「桑原以外は全員、左バッター。球界全体で左の外野手は飽和状態となっています。それだけに右バッターでパンチ力のある桑原がFA宣言となれば、争奪戦になるでしょう。年俸が1億2000万円で補償が必要となるBランクではありますが、獲る球団は出てきます。ガッツあふれるプレーは、ヤクルト・池山隆寛監督やロッテ・サブロー監督好み。手を出すとウワサされていますね」(スポーツ紙デスク)
今年は106試合に出場して打率2割8分4厘、6本塁打という成績を残している桑原。来年はどこのチームのユニフォームを着ることになるのだろうか。
(板垣流星)

