・ナメててすいませんでした
テカテカとした表面にシワッとした手触りのフランスパン。
「ザクザク」という音とともに、シットリした感覚がナイフごしに伝わってくる。今のとこ「ちょっといいスーパーで売ってる天然酵母パン」みたいな雰囲気。
ん〜、イーストのいいにおい! 断面はどう見ても日本のパンだが、果たしてフランスパン要素は見つかるのだろうか?
この段階で「ウマいわけがない」と思い込んでいた私は、ラ・ムーで売ってたバター(税込321円)とラ・ムーで売ってたハム(税込170円)を用意していた。バターとハムさえあれば、ほとんどのパンは5倍増しにウマくなるから。
かくしてトーストし、バターを乗せたラ・ムーのフランスパンは……
全っ然ウマかった!!!
先ほど「天然酵母パンみたい」とお伝えしたが、味も天然酵母パンみたいである。もちろん「これまで食ったパンの中で一番ウマい」とかはないし、フランスパンか否か問題も相当微妙なところ。
しかしながら、このサイズで税抜き100円切りの高コスパを考慮すると、途端に “神パン” ポジに躍り出る。ラ・ムーのフランスパンは、つまりそういうモノなのだった。フランスパンだと思ってはいけない。 ”普通にうまいパン” だと思って買おう!
対するロシアパンは甘く、やわらかかった。個人的にはフランスパンのほうが好みだが、こっちも全然ウマい。スーパーでパンを買わない主義のウチの母も「十分イケるわね」と太鼓判を押していた。ただしロシアの気配は一切ないから注意な!
ハムの出番がないほど上質なパンだったので、残りは翌日のお弁当に。トーストしなくてもイケるとは大したものである。コスパ最強なラ・ムーのフランスパン&ロシアパン。名前の由来は一旦置いといて、見つけたら試してみてほしい。
執筆:亀沢郁奈
Photo:RocketNews24.
