オンライン完結の漢方診断を実際に体験してみた

そもそも漢方の診断は「四診(望診・聞診・問診・切診)」と呼ばれる方法に基づき、専門の医師や薬剤師が患者の顔色や声、舌の色や形、脈の状態などを丁寧に確認しながら進めます。
こうした診察には通常30分から1時間ほどかかるのが一般的。
とても繊細な診断が必要なため、「未病」時の症状に対して漢方薬を処方してもらうにはかなりの時間と手間がかかります。
あんしん漢方では、こうした診断プロセスをAI診断とビッグデータの解析・活用により専門的な視点でたった5分で完結。
蓄積された数万件以上の診断データをもとに、オンラインでもより精度の高い「個別最適化された診断」が可能になっているのだそうです。
1.オンライン問診フォーム

インターネットからサイトにアクセスし、最初に行ったのは、スマホでの問診。
冷えや疲労感、食欲や睡眠の状態など、9問程度の質問に答えるだけ。
体調に関する簡単なアンケートのような感覚で、3分ほどで終わりました。
2.AIと医師による診断
回答を送信すると、AIがすぐに解析結果を提示。そのうえで医師が内容を確認し、処方が確定します。
ここで感じたのは、「AIだけではなく専門家の判断が加わる」安心感でした。
そして実際に最終処方時には電話で薬剤師からの直接の連絡があったのも◎
服薬指導の連絡です。

私はこのとき仕事中でこの電話には出られませんでしたが、その後ショートメールでのやり取りで必要確認事項のチェックが終わりました。
即時対応ができなくてもスムーズに処方・配送に移れるのも忙しい現代人に合わせたサービスですよね。
3.個別最適化された処方

このあんしん漢方の特徴の一つに「個別最適化」された処方内容が2パターン、それぞれを1週間分ずつ計2週間にわたり服用できるよう調合されていることです。
診断の結果、私は体質として「気虚質」「特稟質」なのだとか。
というわけで今回の処方は…
1週目:補中益気湯、防風通聖散、桂枝茯苓丸
2週目:十全大浦湯、八味地黄丸、当帰芍薬散
今回、私の悩みとして提示したものの一つが「皮下脂肪」。
そして「やけに疲れやすい」。
ダイエット用か!とお考えになる方もいるかもしれませんが、「未病」の段階で漢方を活用することは珍しい事ではありません。
実際、肥満になってしまえばさまざまな生活習慣病の引き金になってしまいますよね。
そのため、漢方を服用しあらかじめ対処するのも立派な予防医学です。
今回処方された漢方薬の一つが、市販の漢方でもよく用いられる「防風通聖散」。
以前、市販の防風通聖散を含む第2類医薬品を使用していた時には…、胃の不快感とかなりの下痢という副作用が出てしまい、途中でやめざるを得なかった経験があります。
しかし今回は、私の体格や体質に合わせた量に調整されたため、1日1回、(防風通聖散の量)。
「とりあえず満量」ではない処方内容が、まさに「一人ひとりに合わせた処方」だと感じました。
4.たった2日で自宅に届く手軽さ

申し込みから2日後には自宅に漢方薬が届きました。
私は北海道なので2日かかりましたが、本州だったらもっと早いのかも。
梱包も丁寧で、説明資料も同封されており、安心して服用を開始できました。
忙しい生活のなかで、わざわざ薬局に行く必要がないのは大きなメリット。
また、私は利用しませんでしたが何か気になる症状が出た時にはいつでもオンライン診察が受けられるのも魅力です。
毎日の体調管理の方法なども細かくメール配信されるのは、「本気で体質改善したい」と考える方にはとっても心強い味方になりそうなサービスです。
体験して感じたメリット


私が実際に利用してみて感じた良い点をまとめます。
自宅で完結する手軽さ
移動や待ち時間がゼロ。隙間時間に診断を受けられる。
AI×医師による精度の高い診断
一方的な自動診断ではなく、専門家が最終確認することで安心感がある。診断された体質に対して細かな説明が書面とメール双方で受け取れる。
個別最適化処方で副作用リスクが少ない
過去の「満量処方」で副作用が出た経験があるからこそ、調整処方のありがたみを実感。継続しやすい料金体系
初回お試し14日分から始められるため、無理なくスタートできる。万全なフォローアップ

あんしん漢方は「始めやすい」だけではなく「継続して確実に効果を出す」ことを追求しているようです。
内服開始後、1週間目のところで今度は「どんな変化があったか」60門チェックへ!
継続した問診により「より自分の体質に合った」漢方を見極めていくそうです。

漢方処方をオンラインで受けることへの不安が払しょくされたサービスも充実
利用前は「オンラインだけで本当に大丈夫?」という不安もありました。しかし、服薬中もフォローアップのメールが届き、体調の変化に応じて処方を見直してくれる仕組みがあるため安心でした。
また、薬剤師や医師に相談できる窓口も用意されており、飲み合わせや副作用が心配なときにも相談できる点は心強いと感じました。
