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堂本光一、4年ぶりのソロツアー「またこの夢の世界を」圧巻のステージで魅せた唯一無二の輝き

堂本光一、4年ぶりのソロツアー「またこの夢の世界を」圧巻のステージで魅せた唯一無二の輝き

「KOICHI DOMOTO LIVE TOUR 2025 RAISE」10月11日神奈川・横浜アリーナ公演
「KOICHI DOMOTO LIVE TOUR 2025 RAISE」10月11日神奈川・横浜アリーナ公演 / 撮影=阿部岳人

最新アルバム『RAISE』を引っ提げ、全国4カ所を巡るコンサートツアー「KOICHI DOMOTO LIVE TOUR 2025 RAISE」を開催中の堂本光一。約4年ぶりとなるソロツアーの中から、10月11日に神奈川・横浜アリーナで行われた公演をリポートする。


■オープニングから釘付けの演出
開演前、モニター通して光一からファンへ、1曲目は演出の都合上、コールやペンライトの点灯を控えてほしいというアナウンスが表示された。「守らなかったら10曲くらい減らす。以上」。という、彼らしい(?)お願いの仕方に、早くも会場に笑いが広がっていく。

18時定刻、オープニングを飾るのは本コンサートの象徴ともいえるナンバー「The beginning of the world」だ。ペンライトの光のない、真っ暗なステージの中央にマントをまといフードをかぶった人物の姿が…。壮大なオープニングに乗せて、花道を歩きメインステージへ。マントを脱ぎ捨てた瞬間、白い衣装の光一がきらびやかに現れ、ダンサーと共にミュージックビデオの世界観さながらのダイナミックな演出に、一瞬にしてくぎ付けになる。「ここからがスタート」、「ここから幕が上がっていくんだ」という強いメッセージが込められた楽曲で、光一は高らかにコンサートの開幕を宣言した。

『RAISE』の収録曲を次々に披露していく中、前回の「KOICHI DOMOTO LIVE TOUR 2021 PLAYFUL」の楽曲を改めてパフォーマンスするシーンも。コロナ禍ということもあり、さまざまな制限が設けられた前回のステージとは一味違う、熱いパフォーマンスでファンを魅了した。

「ようこそいらっしゃいました。最高の夜にしましょう!」と光一は告げ、特効の中「Time to go」「Tik Tik Tik」を立て続けに歌唱。照明とレーザーの美しい演出の中、圧巻のダンスパフォーマンスと、生バンドによる極上のサウンドで際立つ圧倒的な歌唱力で会場をとりこに。

花道を歩きながらファンの近くで歌う甘いラブソング「I Want Your Love」、セクシーさ全開の「Foxy Dominator」と、楽曲ごとにさまざまな表情を見せる光一から目が離せない。まさに、会場の視線を独り占めする、唯一無二のエンターテイナーである。デビュー28周年を超えてなお、エンターテインメントの最前線を走り続ける堂本光一という存在。ステージに君臨する姿は、帝王の如く、眩しく、尊い。

■MCは愛ある毒舌で沸かせるエンターテイナー
そんなエンターテイナーぶりは、MCでも健在。2回に分けられたMCに加え、曲前のエピソードトーク2回、ラストのあいさつと一人トークの時間がたっぷり。最大25分間という長尺でファンを楽しませた。会場には光一と同年代のファンも多く「見渡す限り…」とファンの年齢を愛情いっぱいにイジるおなじみのやりとりも。

4年ぶりのツアーということもあり、初めて光一のライブに足を運んだという観客に対しては、「初めての方が意外といますね。いいんですか、寺西くんじゃなくて?」とtimeleszの寺西拓人の名前を挙げ、自虐ネタで笑いを誘う。

光一と寺西は2017年から「Endless SHOCK」で何度も共演、旧知の仲。そんな寺西は今年、timeleszの新メンバーとしてデビューを果たし、大ブレーク中。「あいつもね、急に(世の中に)見つかって。事務所の対応も急に変わったからね(笑)」と、光一はうれしそうに話し、彼なりの言葉でエールを送っていた。

また、ステージサイドの席の観客には「見にくいですよね? すいません」と優しく声を掛けつつ「でも遠かろうが近かろうが、僕は見えてないので大丈夫です!」とバッサリ(笑)。しかし、ツアー初日を振り返る場面では「お客さんの顔が本当にキラキラしていて…あっ! 見えてないって言ったのに矛盾が(笑)」としどろもどろになる一コマも。天邪鬼な発言をしながらも、隠し切れない光一の大きな愛情を感じて会場中がほっこりムードに。最後には「こんなに待っててくださったんだなと、ありがたい気持ちです」と素直な思いを届けてくれた光一に、観客も温かな拍手で応えていた。

■20代の光一が書いた曲を披露
『RAISE』のボーナストラックにも収録されている「I」は2003年にリリースした「薄荷キャンディー」のカップリングで、光一が作詞曲を手掛けたナンバー。光一は「20代そこそこでよくあんな曲を書いたなと自分で自分を褒めてあげたい(笑)」と笑いながら話していたが、本当にその通り。女性目線で描かれた切なくも色気あふれる楽曲は、ファン人気が高いのも当然だろう。「40代後半になった私が、20代で作った曲をどんなふうに表現するか…」という曲ふりもなんだか感慨深い。46歳となった今の光一が歌う「I」は、当時とはまた違う深みと色香が滲んでいて、息をのむほどに素晴らしかった。

神秘的な映像ののち、黒のハットに赤いスパンコールが輝くジャケットに着替えた光一が再びステージに登場! ミュージカルさながらにショーアップされた「Thriller City」に、光一の神髄を見た。女性ダンサーと艶っぽい絡みを見せる「More & More」、せり上がるセンターステージでゴージャスに歌い踊る「ホテル・ミラージュ」と、華やかでダイナミックなパフォーマンスの数々は至高のきらめきを放つ。

「分かってるのよ。“堕天使”とかってワード好きでしょ?」とファンに問い掛けたのち披露したのは「堕天使の詩」。背中に真っ白な羽の映像を背負った光一は、まるで天使のように神々しく、その姿に見とれていると一瞬で羽が黒く染まり、落ちる。堕天使を体現した演出は、光一の造形美も相まって神秘的な美しさだった。

■クライマックスは幻想的な空間に
ライブ後半は、アグレッシブなダンス曲で攻める! メインステージ上空の照明がミステリアスに光り、ムードは最高潮に。「Danger Zone~to the unknown world~」のセクシーな腰つきに、黄色い悲鳴が上がる瞬間も。そして、何といっても炎の中、踊る「Deep in your heart/ Bad Desire -remix-」は大迫力で、そのカッコ良さに心の底から痺れた。

そして、クライマックス。上空にT字型の巨大な“浮き橋”が出現し、一気に会場は幻想的な空間に。2012年に行われたツアー「KOICHI DOMOTO Concert Tour 2015 Spiral」以来となる演出で、歌詞にあるキーワード“夢浮橋”を体現した儚く美しい世界観と、光一の美しい歌声に酔いしれた。

最後のあいさつでは「夢の空間だったでしょ?」とファンに語り掛けた光一。これから帰るファンへ「夢心地で歩いていたら何があるかわからないので、気を付けて現実に戻っていただければと思います」と、最後まで“らしい”言葉を贈る。そして、「またこの夢の世界を皆さんと作れたらいいなと思ってます。何年後になるか分かりませんけど…。ってそれは、僕次第か(笑)」とちゃめっ気たっぷりに約束し、ライブを締めくくった。

敢えてシンプルに言おう、最高のコンサートだった。光一の作りあげる極上のエンターテインメントを全身で浴びる、そんな贅沢な時間。ステージに立つ光一の姿を見られる幸せをただただ噛みしめていた。光一は「現実に戻っていただけたら」と繰り返していたが、しばらくの間、この夢から覚めたくないと思うほど。堂本光一という存在の偉大さを痛感した夜だった。

今年のデビュー記念日に、相方の堂本剛と共にグループ名を「DOMOTO」へ変更することを発表。12月13日と14日には、埼玉・さいたまスーパーアリーナで初のファンミーティングの開催も決定し、数々の伝説を打ち立ててきたふたりの新章もついに幕を開ける。これからもDOMOTO、そして堂本光一が作り上げる伝説を見続けていきたい。

撮影=阿部岳人/取材・文=鳥取えり

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