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角田裕毅は良い仕事をした。レッドブル重鎮マルコ博士賞賛「我々にはポイントが必要だ」 来季のドライバー決定は「今は最優先事項ではない」とも示唆

角田裕毅は良い仕事をした。レッドブル重鎮マルコ博士賞賛「我々にはポイントが必要だ」 来季のドライバー決定は「今は最優先事項ではない」とも示唆

レッドブルのモータースポーツ・アドバイザーであるヘルムート・マルコ博士は、F1アメリカGPでの角田裕毅の走りを賞賛した。

 角田はF1アメリカGPのスプリント予選では18番手、予選では13番手と、一発の速さを見せつけることはできなかった。しかしF1スプリントと決勝では素晴らしいスタートとレースペースを披露してみせた。

 F1スプリントでは、前方で起きた混乱をうまく掻い潜り、ターン1をクリアした段階で12台抜き。最終的に7位でフィニッシュした。決勝でも、スタート直後にいきなり入賞圏内に上がると、前方のマシンのクラッシュなどもあってポジションを上げ、やはり7位でフィニッシュした。

 引き続き予選でのパフォーマンスは課題であるものの、レースペースは間違いなく上位勢の一角に近づいている。

「ユウキは素晴らしい仕事をしてくれた。乱れた空気を受けなければ、競争力のあるペースで走った。これは良いことだ」

 マルコ博士はアメリカGPの決勝レース終了後、motorsport.comの取材にそう語った。

「コンストラクターズランキングでは、メルセデスやフェラーリともかなり接近している。だから我々としては、ポイントを獲得する必要があるのだ」

 なおマルコ博士はアメリカGP決勝前に、角田と膝を突き合わせて話し合った場面が目撃されている。その内容については明言しなかったものの、スカイ・ドイツ版にも、今回の角田の走りについて、次のように語った。

「彼は間違いなく上昇傾向にある。そして同時に、我々はコンストラクターズ選手権で戦っている」

「チーム全体に大きな変化があった。そしてユウキも、不運に見舞われたことがあったし、いくつかミスも犯したこともあった。しかし今では彼は安定している。コンストラクターズタイトル争いにとっては、非常に重要なことだ」

 マルコ博士は常々、来季のマックス・フェルスタッペンのチームメイトは、次戦メキシコシティGPが終わった後に決めると発言してきた。しかしここにきて、少しトーンが変わっているようにも感じられる。

 メキシコシティGPが終わった後に、フェルスタッペンの来季のチームメイトを決めるのか? そう尋ねられたマルコ博士は今回、次のように語った。

「それは、今のところ我々の最優先事項ではない。しかし、全体としてはそういう計画になっている」

「その決定でどこまで到達できるか、見てみることにしよう」

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