「玉木る」という新語が誕生している。連立協議でどう結論を出すか、行ったり来たりしている間に日本維新の会に先を越された国民民主党・玉木雄一郎代表の優柔不断さを揶揄する言葉だ。「ここぞという時に時世の読みと選択を間違える」という意味で、首相候補・玉木氏の株価は急降下中だ。
高市自民党に対し、維新が10月17日にほぼ連立に入ることが決まりかけると、玉木氏は「自民党とやるなら最初から言ってよ。二枚舌だ」と批判した。自身を振った維新と自民党への恨み節だが、「50歳を過ぎた政治家が何を言っているのか」と、恋愛上手な女子は思ったはずだ。
2人の女性の間を行ったり来たりして、値を上げようとする男性の態度が見えたら違う男性に乗り換えて、「ざまあみろ」と言ってやるのは、恋愛道ではよくあること。玉木氏はそうした人間の機微がわからないようだ。
「要するに玉木氏は、ちやほやされることが好きな子供なんですよ」(全国紙政治部デスク)
X上では「玉木る」をこう定義している書き込みがあった。
〈いいところまで順調に進むが、最後の最後で明らかに見えている地雷を、周囲からの忠告を無視して自ら踏んでしまうこと〉
使用例は「ここであの発言は玉木るよ」「告白寸前までいって玉木った」などだ。
日本保守党の島田洋一衆院議員は玉木氏のことを「メトロノーム玉木」と評している。
10月10日に高市早苗総裁が誕生した直後、玉木氏は高市氏と会談し、連立入りを打診された。だがそれはあくまでも「高市首相」を見据えてのことだ。その後、公明党が離脱して政局が変わると「玉木首相」の可能性が出てきた。そこで「どちらの水が甘いのか」と玉木氏は考えてしまった。
「政策実現のために自民党と組み、その枠の中で踏ん張るか。自分が首相になるためにハラを決めるか。失敗しても勝負をかければ、次があった。言い訳ばかりではどうしようもない」(前出・政治部デスク)
要するに、タマが座っていないのである。
(健田ミナミ)

