・アジアンビュッフェ
入店時に会計を済ませて、席に案内されたところから食べ放題開始。2時間制ではあるが、とくにタイマーなどは設けていない。食べ終わったお客さんは申告などすることなく、スーッと帰っていく。どうやら厳密に時間を測ってはいないようである。
店舗奥にビュッフェ台があり、その奥にソフトドリンクの自販機とサラダバーがある。
ザっと見たところ、世界の料理ではあるけど、中華を中心としたアジア料理のビュッフェだ。英国発と聞いていたので、イギリス料理もあるのかと思ったけど、それらしきものはフライドポテトとピザだけだった。ピザはイタリアだから、やっぱりイギリスを感じるのはポテトだけかな。
そもそもボン・レストラングループが英国で展開しているビュッフェレストランは「ボン・パン・アジアン・ビュッフェ」という。したがって、アジア料理をメインに提供しているのだろう。
改めて考えると、昼の客単価1300円でこれだけの料理を揃えるのは大変なんじゃないだろうか? 最近のランチ食べ放題の相場は2000円台がザラ。お店によっては3000円台だってある。1300円でやっていけるのか心配になるけど、どうも食材を上手くやり繰りしている気がする。
たとえばサラダは葉物やニンジン・玉ねぎなどを軸にトッピングはコーンのみ、きゅうりやトマトは置いていない。
揚げ物はホテルの朝食でお馴染みのラインナップ。つまりは冷食なのではないだろうか。ソースやマスタードは市販のものをそれぞれ1本ずつ置き、ロスを少なくするようにしている。こういう自由に使える調味料はたくさんあると、たくさん使ってしまうからね。
デザートにはミニケーキやゼリー・フルーツ、アイスクリームもある。1つひとつは小さいけど、それらをたくさん用意することで華やかさを演出している。
白ご飯もあるけど、チャーハンを2種類用意することで、白ご飯ばかりが出るのを抑えている。米価は相変わらず高いので、米ばかり食われないように上手に欲求を分散しているようだ。
・本格派とそうでないもの
私の最初のデッキはこんな感じ。サラダと揚げ物を丸皿に盛り、四角い皿の方にチャーハン2種に麻婆豆腐・エビチリ・豚の角煮・酢豚を盛っている。結果的に中華プレートになってしまったが、タイ料理やインド料理も用意されているぞ。
どこにでもありそうな品々ではあるけど、味はかなり本格的だ。たとえば、この酸辣湯は酸味がめちゃくちゃ強かった。何気なく取って来たけど、思いのほか酸っぱくて、ほんの少し残してしまった。ビュッフェでここまで味の強い酸辣湯は初めてかも。
一方でから揚げは割と普通。弁当屋のから揚げ弁当に入っているものとそれほど変わらない、馴染みのある味だ。
そうかと思えば、角煮は八角などの香辛料がきいていて、専門店を思わせるテイスト。ものによって、味の本場度が違うので、これはこれで面白い。
最初のデッキを攻略(完食)したところで、おかわりに白ご飯とグリーンカレー・ガパオ・チキンマサラを持ってきた。
この3種はいずれも本格派。グリーンカレーはココナッツの風味が効いててほんのり甘い。いくぶんシャバシャバではあったが、私の好きな甘めの味つけ。これと対照的にガパオは異様に辛い! 食べるたび、良い意味で予想を裏切る味なので、なかなか気の抜けない食事となった。
最後にデザートにチョコアイスとミニケーキ・コーヒーゼリー・フルーツゼリー。それにホットコーヒーを調達してきた。
デザートはあくまでオマケだろう。それでもあると食事の満足感が全然違うので、オマケといえども有難い。
ということで、ランチ食べ放題2時間1300円は、昨今の物価高にあって助かる価格設定だ。開店から2カ月で行列を維持しているということは、すでに人気店と見て間違いない。今度お店が増える予感がするぞ。物価高の救世主として、各地に出店してくれることを願っている。
