最新エンタメ情報が満載! Merkystyle マーキースタイル
木村拓哉、19年ぶりに山田洋次監督作品に出演「あくまで人が先行する現場でした」<TOKYOタクシー>

木村拓哉、19年ぶりに山田洋次監督作品に出演「あくまで人が先行する現場でした」<TOKYOタクシー>

木村拓哉
木村拓哉 / 撮影=永田正雄

俳優の木村拓哉が、10月20日に都内で開催された映画「TOKYOタクシー」完成披露試写会に登場。共演した倍賞千恵子、迫田孝也、優香、中島瑠菜と山田洋次監督とともに、撮影現場でのエピソードなどを振り返った。

■倍賞千恵子、山田組への思いを明かす「私にとっての人間としての学校」

山田監督の91本目の作品となる本作は、フランス映画「パリタクシー」が原作のヒューマンドラマ。刻々と変化する大都市・東京を舞台に、タクシー運転手と乗客の心の交流を描く。11月21日(金)より全国の劇場にて公開予定。

主演の倍賞は、上映後の観客を前に「見た皆さんの後にあいさつをさせていただくのが初めてなのでドキドキしていました。誰かと会ったらハイタッチをして幸せを感じてほしいです」と言葉をつづると、木村も「過激なシーンもありましたが、そばで実在していそうな空気感を感じてくれたと思います。話さなければ分からないので、作品を通して愛してくださっている周りの方々に、改めてハイタッチだけでなく、愛情の確認だったり感謝する大切さを感じていただけたのかなと思います」と思いを語った。

撮影現場でのエピソードを聞かれた倍賞は、「山田さんの作品は長いことご一緒させていただいてるんですけど、映画の中でマニキュアを塗ったり、いろいろ着飾る役をやったことがなかったので、最初はネイルに3時間くらいかかっていました。私にとっては生涯忘れられない作品になったと思います」と振り返った。

山田監督の作品への出演が70作目になると聞かされた倍賞は「山田組に出ると自分が勉強をしていなかったと感じる時があって、私にとっては学校かなと思っています。お芝居的な学校ではなくて、人間としてどう生きていくかを、作品を通じて考える、私にとっての人間としての学校だと思っています」と山田組への思いを明かした。
倍賞千恵子
倍賞千恵子 / 撮影=永田正雄


■山田洋次監督、映画作りは「他の芸術にはない」

19年ぶりに山田監督の映画に出演した木村は「撮影現場という豊かさを教えてくれて、一緒に作業をしてくださる。人の気持ちがすごく乗った、やっていてうれしい場所です」と現場を振り返ると、「倍賞さんと街中を走っているタクシーのシーンは、外を一回も走っていないんですよ、全部スタジオで撮影して。そこには今のテクノロジーのすごさを感じたんですけど、でも人として大事なことはこうじゃないかと感じさせる、テクノロジーが先行するのではなく、あくまで人が先行する現場でした」と監督率いる山田組を評した。

それを聞いた山田監督は「映画を作るっていう仕事は一言じゃ説明できない複雑な仕事なんですよね。スタッフと一緒になって作り上げていく、これは他の芸術にはないものですよね。そういう一緒に仕事をしている楽しさをスタッフ全員が抱いてクランクアップできることが理想だし、みんなと一緒にいて楽しかったなと思えるのが映画作りだと思います」と映画作りのポリシーを語った。

また夫婦のシーンで、シュークリームが顔についた話題が出ると、優香は「あれは、7回撮りました」と明かし、「なかなか付かないんですよね。自分でめり込ませてみたりしたんですけど」と苦労した様子をうかがわせた。そんな優香に山田監督も「難しいシーンだよね」とフォローを入れる優しさを見せるも、「今でもちょっと納得いかないんだけどね」と本心を打ち明け、キャスト陣を驚きと笑いに包んでいた。

◆取材・文=永田正雄
優香
優香 / 撮影=永田正雄

あなたにおすすめ