筆者が住んでいる新潟県は、全国で5番目に大きい都道府県だ。南北の長さは約250kmで、聞いた話によると九州地方とそれほど大差ない長さだとか。
そのため同じ新潟県内でも、場所によって郷土料理や方言が違っていることがままある。
住んでいる地域によっては、県内のローカル商品なのに全く馴染みのないものがあったりするのだが……
筆者にとっては、先日見つけた「カステラサンド」というパンもそんな食べ物のうちの1つだった。
・炭水化物の暴力
「カステラサンド」を見つけたのは、銀座にある「THE NIIGATA」という新潟のアンテナショップ。価格は税込み346円だった。
新潟で生活している中で一度は見かけたことがある商品が並んでいる中、このパンだけは全く見覚えがなくて思わず二度見してしまった。
裏面のラベルを見てみたところ、どうやら佐渡にある「中川製パン所」というメーカーが作っているパンのようだ。
昭和27年に創業した老舗のパン工房で、「カステラサンド」も昔から親しまれている定番商品なんだそう。
ぱっと見は普通のふわふわしたパンみたいだけど、なんで「カステラ」って名前がついてるんだろう? 不思議に思いながら側面を見てみると……
────いる。
パンとパンの間にある黄色い層。このふわふわした断面、どこからどう見てもカステラだ。
え、つまり、生クリームやジャムの代わりにカステラをサンドしました! ってこと……!? なにこの炭水化物の暴力。
しかもよく見てみると、カステラとパンの間にクリームまで挟まっているみたいだ。徹底的に甘さに振り切っていてちょっと笑ってしまった。
早速食べてみると……分かってたけど甘~~~い!!!!
口の中に入った量はそこまで多くなかったにもかかわらず、濃厚なカステラの味が口いっぱいに広がった。
カステラもクリームも端から端までまんべんなく挟まれているので、どこを食べても甘い。幸せ。
カステラが思っていたよりしっとりしていたことも相まって、なんだかカスタードクリームを挟んだパンを食べているみたいだった。
おいしくてついぺろっと食べてしまいそうになるけれど、カステラとクリームが挟まっているというだけあってカロリーは667kcalもある。
調べてみたところ、これはびっくりドンキーにあるLサイズの「エッグバーグステーキ(665kcal)」や松屋にある並盛の「牛めし(687kcal)」と大体同じくらいのカロリーらしい。
こんなに軽く食べられちゃうのにガッツリめの料理と同等のカロリーなのか……と震えた。
・実は
さて、このパンを食べた数日後のこと。買い出しに行ったスーパーで、衝撃の光景を目の当たりにした。
カステラサンド、あるじゃん。
しかもメーカーはあの山崎製パンだ。今までしっかり意識して探したことがなかったから、全然気づかなかった……! 価格は税込み149円だった。
「もしかして全国に流通しているのかな?」と思ったのだが、記事を執筆した2025年10月20日時点では山崎製パンの公式サイトにこのカステラサンドの情報は掲載されていないようだ。
そのため断言はできないけれど、やっぱりこちらも限られた地域で販売されているものなのかもしれない。
ふわふわのパンにカステラとクリームが挟まっていて、見た目は中川製パン所のカステラサンドによく似ている。
味もほとんど一緒だったけど、山崎製パンの方はよりふわふわで軽い食感だ。
パンとほとんど同じ食感で、今舌の上に乗っているのがパンなのかカステラなのか全く分からなかった。
こっちも523kcalとなかなかのカロリーをしているのに、セーブしないとペロッと完食してしまいそうで恐ろしい。
中川製パンのカステラサンドと全く同じというわけではなかったけれど、カステラサンドの味を楽しみたくなったらこの商品を探してみるのもアリかも。
