☆受け継ぐ番長イズム
「まさに武者震いするような、全身に血が駆け巡るような思いでした」
来季からDeNAベイスターズの指揮を執ることが決定した相川亮二新監督。監督を打診された際は、独特な感情が胸に去来したと表現した。
初年度最下位に沈んだ三浦政権を支えるべく、2022年にコーチとして入閣した相川亮二は、役職名は変わりながらも、育成と作戦の両面でチームに貢献。入閣後の4年間は常にAクラスをキープとレベルアップに尽力した。
その手腕が買われ、来季は相川体制となることが決定。木村洋太球団社長は「三浦監督が築いてきた4年連続Aクラスを基にして、それを進化させていただくということを念頭におきました。今のチーム状況を非常によくわかっているということと、コーチングスタッフとして優勝の経験があるというようなことを鑑みまして、相川さんに引き継いでいただくということになりました。相川さんは、三浦監督と現役時代から一緒にやっていたということに加えて、オリンピックでも一緒に代表だったということや、他球団での経験もございますので、今までにプラスアルファというような形で進化をさせてくれるのではないかと期待をしております」と前政権の継承とさらなる上積みを期待する。
それを裏付けるように「相川監督の背番号についてですが、三浦監督の路線を継承しながらも自分の色を出していくということを念頭に、今の80番にひとつアクセントを加えるという意味も加えて、81番を継承してつけていただくこととなりました」と目に見える形でも番長イズムを受け継いでいってほしいとの願いも込められた。
☆特別な番長への思い
「監督と出会って30年経ちます。僕が18歳の頃からのお付き合いです。僕がまだ若い頃、監督と一緒にやっていた頃はなかなか苦しいチーム状態の時が多かったです」とまだ寮が横須賀の長浦にあったころからグラウンドで汗を流し、ともに成長。しかし暗黒と言われていた時代は、なかなか結果はついてこなかった。
だが「僕が4年前帰ってきたときには、もう明らかに違うチームに変身していました。空気感、雰囲気も本当に素晴らしい、そういうチームになっている」と新生ベイスターズを肌で感じた。「その監督の元でやってきて、その監督が作り上げたもの、これをまさにアップデートするというか、もっと付け足していってリーグ優勝を達成したいです」と尊敬する先輩の志をベースとし、頂を目指していく。 具体的には「僕はキャッチャー出身。やっぱりバッテリーを中心にした投手力、ここが鍵になってくると思います」とテーマを明白に設定。「凡事徹底は監督がいつも言われていたこと」と念頭に置き「ピッチャーであればクイックであったり、走者を背負ったときの投球。守備面であれば、取れるアウトは確実に取っていく。そういう本当に小さいミスが出るとなかなか勝てないということが多々あると思うので、そこを突き詰めていく」と今年も専門分野であったディフェンス面を細部まで見直していく考えを示す。
さらに「打者も一緒だと思います。チームバッティングの重要性はあります。得点の期待値から考えるとアウトになることは余り良くはないことではありますけど、そういうものもしっかり考えながら、チームとしてできるようなチームになっていければ」と指揮官としてオフェンス面にも目を向けていく。
☆リーグ優勝へ自信
「僕は4年間本当にリーグ優勝も日本一もできると思って戦ってきました。それは来年も変わらないです」と言い切る相川新監督。「今年の9月の戦いはチームとして素晴らしい戦いができました。昨年の日本一もそうですし、ここ一番で力を出せるというチームにはなっている」と手応えはある。「それを1年間続けるっていうのは、それはなかなか難しいことかもしれないんですけど、それをしなければリーグ優勝はできないです。苦しい時にどう踏ん張るか、最低でも月単位でマイナスを作らない。常に貯金を作って1年間戦っていくことがすごく重要だと思う」と課題を解決すれば、自ずと結果は付いてくると目論んだ。
4年前は「最初の思いとすれば、三浦監督のもとでリーグ優勝を果たすことが目標でした」と『番長を男にしたい』との志の元、横浜に帰還した。
「14年間選手として(所属)させていただきましたし、球団スタッフ、選手ともに本当に違うチームに生まれ変わっていて、こんな素晴らしいチームになってるんだというのが本当に嬉しくて。本当にチームのために、ベイスターズで戦いたいなっていう思いに、日に日になっていきましたし、そのチームで優勝したいという気持ちが強くなってきました」と心の中の“横浜愛”は、溢れ出てきた。横浜の街への愛着も「もちろんです!」と即答した新指揮官。
“ハマの番長”との絆を紡ぎ、誕生した熱き知性派監督。背中に81番を背負い、悲願の“Reach for the Stars”へ向け突き進む。
取材・文●萩原孝弘
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