10月14日に行われたブラジル代表との親善試合で、前半0-2から後半怒涛のゴールラッシュで3-2と逆転勝ちを収めた森保ジャパン。五輪代表では96年アトランタ五輪で勝利した「マイアミの奇跡」があったが、フル代表での勝利は今回が初めて。試合の結果は世界中で大きく報じられ、サッカー日本代表が強豪国の仲間入りを果たしたこと改めて印象付けた格好だ。
ちなみに日本代表は、12月5日に行われる北中米W杯の組分け抽選で過去最上位となるポット2に入ることが確定している。グループリーグの組分けは、開催3カ国(米国・メキシコ・カナダ)とプレーオフ経由を除く出場国のうち、FIFAランキング上位9カ国がポット1。続くランキング上位12カ国がポット2、それに次ぐ12カ国がポット3、出場国でランキング下位の6カ国とプレーオフ組の6カ国がポット4で、各ポットから1カ国ずつの選出となる。
出場枠が48カ国になったことでグループの数は前回カタール大会までも8から12に増え、それに伴い死のグループが生まれる確率は低くなっている。だが、完全になくなったわけではない。
「日本が避けたいのは、ポット3が有力視されながらも圧倒的な強さで欧州予選を勝ち上がったノルウェー(FIFAランク29位)と同組となること。あと、欧州予選でそのノルウェーに後塵を拝し、プレーオフに回ったイタリア(同10位)も注意すべき存在です。出場を決めてもポット4ですが、下馬評の低かった強豪国が勝ち上がるケースは何度も起きていますから」(サッカージャーナリスト)
ただし、他の出場国からすれば日本もポット2の中ではもっとも警戒されている国のひとつとか。
「他だとドイツ(9位)とクロアチア(11位)、モロッコ(12位)のうち、2カ国はポット2になることが予想されています。いずれもポット3~4の国々にとっては日本同様、本大会では同じグループになるのを避けたい国として名前が挙がっています」(同)
いずれにせよ、前回カタール大会以降、W杯歴代優勝国との5度の対戦で4勝1分けという実力を世界に証明した日本は、もはやサッカー強豪国の一角として各国から認知されているようだ。
(滝川与一)

