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フェラーリ、元レッドブル代表ホーナー加入の噂を完全否定。バスール代表「会長の支持表明は”第三者”に向けたモノ」

フェラーリ、元レッドブル代表ホーナー加入の噂を完全否定。バスール代表「会長の支持表明は”第三者”に向けたモノ」

フェラーリのチーム代表であるフレデリック・バスールは、元レッドブルのクリスチャン・ホーナーがチームに加入するという噂が流れている中、ジョン・エルカン会長からの支持声明が「第三者」に向けたものであることを明らかにした。

 エルカン会長はアメリカGPを前に、バスール代表と「彼が遂行している仕事」に対して「完全な信頼」を寄せていると述べた。この発言は、バスールが7月にフェラーリと新契約を結んだにもかかわらず、同チームが元レッドブル代表のホーナーを後任として獲得しようとしているとの噂が流れた後に出されたモノだ。

 ホーナーはF1復帰を目指し複数のチームと接触していたが、エルカンの声明によりフェラーリ加入の可能性はほぼ消滅した。

「こうしたメッセージは誰にとっても有益だ」とバスール代表は述べた。

「だが我々は常時連絡を取っているため、既にそのメッセージは把握していた。これはむしろ第三者や外部に向けたものだった」

 この声明が自身にとってどれほど重要か問われると、彼は次のように答えた。

「重要だ。これで議論が収束し、次の課題に集中できる。この件に関する質問に全て答える必要がなくなるからだ」

 バスール代表は今季序盤、フェラーリが期待外れのスタートを切ったことを受けてイタリアのメディアから厳しい批判を受けており、シーズンのトピックのひとつとなっている。

 昨年、最終的にコンストラクターズチャンピオンとなったマクラーレンと激しい争いを繰り広げたフェラーリは、今シーズンのタイトル争いの有力候補だと予想されていたが、すぐにマクラーレンに対抗できないことが明らかになった。

 フェラーリは現在、コンストラクターズランキング3番手。首位のマクラーレンに344ポイントもの差をつけられており、同4番手のレッドブルに3ポイント差まで詰められている。また上位4チームで唯一未勝利となっている。

 それにもかかわらず、フェラーリのドライバーであるルイス・ハミルトンとシャルル・ルクレールは、バスール代表を依然として完全に信頼しており、アメリカGPの週末を前に、ホーナー加入の噂について質問を受け、否定的な反応を示している。

「チームとしては、少し気が散るね」と、ハミルトンは語った。

「チームはフレッドとの再契約について、その立場を明確にしている。そしてチーム全体が、チームの将来のために懸命に努力している。だからこうしたことは当然、助けにはならない」

「ファクトリーで、皆が信じられないほど懸命に、集中して仕事をしていることを僕は知っている。こうした噂は、それを邪魔する時がある」

「僕としては目の前の目標に集中し、来季のマシン開発に注力し、今年築いた基盤をさらに強化して、来季はより優れた実行力と総合的なパフォーマンスを発揮できるよう努めている」

 ルクレールは、こうした騒動はフェラーリにとって避けられないものだと認めつつも、2008年から続くタイトル空白期間を埋めるべく奮闘するチームにとって、歓迎すべきものではないと述べた。

「僕自身だけでなく、チーム全体を巻き込んだ様々な憶測が飛び交っている。実際の事実に基づかない発言をする人が多すぎるように感じられ、少し煩わしい」

「昔からそうだった。ドライバーとして、そしてチームとしても、僕たちは自分の仕事に集中すべきだ。今それをやっているけど、チームの周りで常にこうしたことが起きるのは、決して良いことではないし、気持ちの良いものではない」

「パフォーマンスが望む水準に達していないという点で、確かに僕たちが望んでいるような状況ではない。しかし皆が状況の好転に集中しているのは、先ほども述べた通りだ」

「結果が出せない状況では、必ずこうした噂が再燃する。だけど僕は、このチームで過去6~7年間言い続けてきたことを繰り返すよ」

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