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フェルスタッペン、怒涛の追い上げ劇は予想外「予測していた人がいたら『バカだ!』と言っただろうね!」

フェルスタッペン、怒涛の追い上げ劇は予想外「予測していた人がいたら『バカだ!』と言っただろうね!」

レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、F1アメリカGPで今季5勝目をマーク。間違いなくタイトルコンテンダーのひとりだが、本人もタイトル争いに復帰できるとは思っていなかったようだ。

 夏休みの段階でフェルスタッペンは、ポイントリーダーのオスカー・ピアストリに104ポイント差をつけられていた。しかし夏休み明けの5レースで3勝、2位2回。アメリカGPではスプリントレースも制し、一気にその差を40ポイントまで縮めた。

 フェルスタッペン自身も、これほどの追い上げは予想できていなかったという。オランダGPの後の段階で、このシナリオを予測している人物がいたとしたら信じたかと問われ、フェルスタッペンは否定した。

「いいや。そんな人がいたら、『あいつはバカだ!』と言ってやっただろうね!」

 彼は今の好調の要因について、次のように付け加えた。

「マシンに良い方向性を見出した。それだけのことだ。もちろんアップグレードも施したが、同時にマシンの理解が深まった。どこを強化すべきかが明確になったんだ」

「毎週末それを実現しようと試みている。週末によって成果は異なるが、全体的に見れば、ここ数戦は以前のレースに比べてはるかに順調だ」

 フェルスタッペンはアメリカGPは完璧な週末だったと語ったが、マクラーレンとのパフォーマンス差は結果が示すほど大きくはないと強調。ランド・ノリス(マクラーレン)とシャルル・ルクレール(フェラーリ)の2位争いが助けになったと認めた。

「決定的だったのは最初のスティントで、そこで少し差を広げられたことだ」とフェルスタッペンはアメリカGP決勝の展開について付け加えた。

「ピットストップ後から終盤までほぼ安定していた。タイヤマネジメントが非常に重要だった。しかし、ラップごとにフィーリングやバランス、グリップが全く異なるため、決して単純な作業ではなかった。良くも悪くもね。ミスを犯さぬよう努めるしかない日だった」

 スタートでノリスが2番手のポジションを維持していれば展開は変わっていたとフェルスタッペンは理解している。

「あのままなら非常に接戦になっていたと思う」

「ランドがクリーンエアに入ると、常に互角だった。時折彼の方が速い瞬間もあった。だから差はあれほどは開かなかったはずだ」

 レッドブルのセッティング変更は効果を発揮し、フェルスタッペンのレースペースはスプリント時より大幅に改善された。しかし彼は、レース後も完全には満足していない様子だった。

「今日は少し良くなったが、それでもまだ理想の状態には達していない」

 最も重要なのは、フェルスタッペンが5年連続タイトル獲得の現実的な可能性を掴むために必要なことを正確に理解している点だ。F1での5連覇はこれまで2000~2004年にミハエル・シューマッハーだけが成し遂げた偉業である。

「最後まで完璧でなければチャンスはない」と彼は主張した。

「僕たちはかなり追い上げているけど、同時に差は非常に小さい。毎週末、完璧を目指さなければならない。それが僕たちが最後まで貫くべき姿勢だ」

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