シトロエンが、フォーミュラEへの参戦を正式に発表。ジャン=エリック・ベルニュとニック・キャシディという実力派ドライバーふたりを擁し、12月にブラジル・サンパウロで開幕する2025-2026年シーズンから始動することになる。
9月12日、シトロエンはプレスリリースを発表し、フォーミュラEに参戦する旨を明らかにしていた。当時はドライバーも、チーム体制も、そしていずれのシーズンから参戦を開始するのかも明らかにされていなかった。その後、ベルニュとキャシディをドライバーに起用することを追加で発表。そして10月20日、マシンのカラーリングと共に、2025-2026シーズンから正式に参戦することを明らかにした。
シトロエンのフォーミュラEマシンは、フランス国籍のチームらしいトリコロールで塗り分けられたカラーリングをまとう。またチーム代表を務めるのは、前シーズンまでマセラティのフォーミュラEチームを率いてきたシリル・ブレになることも明らかにされた。明言はされなかったものの、ブレがチーム代表を務めるということは、同じステランティス傘下のマセラティのエントリーを引き継ぐということだとみられる。
シトロエンにとってはこれは、シングルシーターレースに挑む最初のシーズンということになる。同社のモータースポーツ活動の中心はこれまでラリーが中心であり、セバスチャン・ローブらを擁してWRC(世界ラリー選手権)で8度のコンストラクターズタイトルを獲得。ダカールラリー等でも活躍してきた歴史を持つ。
「シトロエンがフォーミュラEに公式に参戦できることを、心から誇りに思う」
シトロエンのザビエ・シャルドンCEOは、そうコメントを発表した。
「我々はラリーレイドやWRC、WTCCといった新しい舞台に挑戦するたびに勝利を収めてきた。モータースポーツは60年以上にわたりシトロエンの歴史と伝説を築いてきた存在であり、ブランドの情熱そのものだ」
「今回、100%電動で大いなる意義を持つ競技に参加することで、未来を見据えた価値を共有し、都市の中心で開催されるフォーミュラEを通じて、若い世代やデジタルに親しんだ層とつながることを期待している。フォーミュラEは、技術革新の実験場であり、ブランドにとって国際的な発表の舞台だ」
「この新しい挑戦を通じて、シトロエンのビジョンを世界に示していく」
シトロエンのフォーミュラEチームは、10月27日からスペインのバレンシアで行なわれる公式テストに参加。その後12月6日に行なわれるサンパウロE-PrixでフォーミュラEデビューを飾ることになる。

