双子のお笑いコンビ、Dr.ハインリッヒ(幸、彩)が、10月19日(日)に大阪・なんばグランド花月(NGK)で20周年単独ライブ『俺のキャッスル』を開催しました。今回はネタ8本を披露するという、漫才尽くしの1時間。20年を迎えてより深みを増した2人の世界を待ちかねていたファンも多く、フロアは満席。ロビーのグッズ売り場では2人のこだわりが詰まった20周年記念Tシャツも売り切れになるなど大盛況でした。

「カッコつけたい額の御祝儀を…」
開演直前、教会の鐘のような音色が会場中に広がり、暗闇に包まれたかと思うと、照明が点滅。緞帳が静かに上がると、ステージ中央に地球を配したダイナミックな舞台セットが。
観客が息を呑んでその様子を見つめていると、Dr.ハインリッヒがステージに現れ、サンパチマイクの前に立ちます。今回で4回目となるNGKでの単独公演、さらに記念すべき20周年とあり、拍手もひときわ大きく響き渡りました。
一方で、「結成とデビューが違うため、よくわからない」とも。さらに双子のため、「そもそも結成もなにも、みたいなところはありますけれども……」と語って、お客さんは大笑いです。

幸は、昨年の単独公演で2人をエスコートした黒帯のことに触れ、「今日はいないんですけれども。われわれとしましては、黒帯が突然、コンビそろってご結婚(10月15日にYouTubeチャンネルで同時発表)なさったので……」と語ると、客席はお祝いの拍手。彩は「カッコつけたい額の御祝儀を渡したいので、皆さん、配信を買ってくださいよ」と、かわいがっている後輩への愛情を垣間見せていました。
客席が十分に温まったところでネタがスタート。Dr.ハインリッヒを代表するネタから新作まで、2人が醸し出す独特の世界に没入できる全8本のネタに、お客さんたちは大いに沸きました。

ライブ後の生トークでは公演のウラ話を大暴露!
終演後、アフタートーク配信「俺のキャッスルを終えた俺のアフタートーク」が実施されました。アフタートークが行われるのは、一昨年の単独ライブ以来、2年ぶりのこと。視聴者からリアルタイムで届く感想に、2人もうれしそうです。
今回のライブの振り返りでは、公演中のハプニングやネタ構成の秘話を赤裸々に語りつつ、舞台袖に置いていたという貴重な手書きメモを、チラリと見せる場面もありました。
さらに8本のネタの中には、20周年記念にふさわしく、2人が大好きなネタが入っていたのだとか。また、とあるネタの途中には幸が“うげきゅう”になったり、あるネタの出しどころが“ポエジャン”であったり……ファンにはたまらない真実が語られます。

Dr.ハインリッヒの単独ライブらしい豪華な舞台セットについても、幸の構想案や、実際に採用された地球のセットの知られざるエピソードが語られます。これを聞いた視聴者と、コメント欄を介して大盛り上がり。「TPW」なる言葉も新たに誕生し、2人も大笑いでした。