MotoGPオーストラリアGPではトラックハウスのラウル・フェルナンデスが初勝利を収めた。チーム代表のダビデ・ブリビオは、チーム参戦から2年目で掴んだ勝利を喜んだ。
フェルナンデスはオーストラリアGPで最初から好調で、スプリントで2位を獲得。決勝でも速さを発揮し、レースをリードしてMotoGPクラス参戦4年目にして初勝利を果たした。
これはトラックハウスにとってもMotoGPでの初勝利だった。チームは2024年にRNF(元SRT)の運営を引き継ぐ形でMotoGPに参入したばかりで、今年が2年目のシーズンとなっている。
ブリビオ代表はこの結果について、シリーズをリードするファクトリーチームとコンスタントに戦う存在を目指すという、トラックハウスの野望を表現するモノだと語った。
「正直に言えば、我々は完全にゼロから始めたわけではない。引き継いだRNFチームの基盤があったが、我々は新しい経営陣であるアメリカ企業のトラックハウスと共に、ビジョンを反映させようとしている」
ブリビオはMotoGP.comにそう語った。
「トラックハウス、そしてオーナー(ジャスティス・マークス)からは素晴らしいサポートをしてもらっている」
「まずは他のインディペンデントチームを倒し、そしてファクトリーチームに挑むというのが目標だった。そして今回の結果は、我々にそうした目標や野望へのモチベーションを更に高めてくれる」
トラックハウス・レーシングは元NASCARドライバーのジャスティン・マークスとミュージシャンの“ピットブル”として知られるアルマンド・クリスチャン・ペレス(現在は撤退済み)がオーナーとなって立ち上げており、北米のNASCARではMotoGP参入以前から成功を収めてきた。
今年のNASCARカップシリーズでも既に6勝を挙げていたこともあり、ブリビオ代表としてはプレッシャーを感じていたと冗談めかしながら語った。
「勝てて嬉しいよ。ウチはNASCARでは6勝していたからね。MotoGPでも何かを成し遂げないといけなかった」と、ブリビオは軽い口調で語った。
「プレッシャーは感じていたが、ここで我々はやり遂げた。だからとても嬉しいよ」
そしてアプリリア・レーシングのマッシモ・リボラCEOも、トラックハウスとフェルナンデスの初優勝を祝福し、喜んだ。彼はアプリリア陣営を4台体制に拡大して以来、こうした瞬間を待ち望んでいたと語った。
「(2023年の)RNFとの初年度の頃から、サテライトチームが我々のことを倒す日が来るのが楽しみだと言っていたが、今日がその日となった」
リボラCEOはそう語った。
「彼らは全員がファクトリーバイクを使っている。ダビデとは互いに長い付き合いだし、我々はライダーについて、人材についてなどを密接に意見交換をしてきた」
「だから今回、ラウルの勝利と、そしてアプリリア勢が速さを発揮していたことで、私にとっては二重に嬉しいんだ」

