
「これぞ袋麺の究極系」パスタの常識が崩壊!業務スーパーの“湯切り不要”即席パスタを試してみたの画像一覧
ラーメンの袋麺は手軽に作れ、しかもおいしいから大人気。製麺技術は進歩していますが乾麺と生麺ではやはり違いがあり、即席ラーメンと生麺ラーメンは別物と考えてるんではないでしょうか。ところがパスタの場合、乾麺が主流。それなのにソースまでセットになっている即席パスタって見かけた記憶がないなあ……と思ってたら業務スーパーに売ってたので、早速買って試してみました。
「4種のチーズパスタ」
1品目はチーズ好きにはたまらない「4種のチーズパスタ」で購入価格は税込235円。
パッケージを開けてみると、ラーメンなどの袋麺のようにスープや薬味が小分けされてなく、スパゲッティと粉末スープがダイレクトに入っています。
商品説明通りに作る場合、フライパンに500mLの水を注ぎます。
沸騰したらパッケージのすべてをフライパンに投入するだけ! 麺の下茹でなど面倒な手間は一切必要ありません。
商品説明には中火・強火などの指示は特にありませんでした。ただフライパンに焦げ付かないように火加減を調節しつつ、ときどきフライパンを揺らします。
記載されている茹で時間は8〜10分。お好みの硬さになったらできあがりです。
「4種のチーズパスタ」はスープがたっぷりで見るからに濃厚な感じ。
そのまま食べてもOKですが、ラーメンの袋麺と同じくお好みでトッピングを楽しむのもあり。濃厚そうな「4種のチーズパスタ」をちょっと爽やか味に仕上げたくて、パセリをたっぷりとトッピングしてみました。
モッツァレラ・ゴーダ・チェダー・ブルーチーズの4種が合わさったソースは超濃厚チーズ味。白ワインなどが合いそうな大人味のパスタです。
つるんとした丸麺ですが、茹で方がアルデンテ過ぎたのか少し粉っぽさが口に残りました。ソースの味がとにかく濃いので、きのこやブロッコリーなどの具材をプラスするのもおすすめ。2人前にしては量がかなり少なめ。そのわりに濃厚なので重くも感じました。
「カルボナーラ」
2品目はパスタの人気メニューの定番「カルボナーラ」で購入価格は税込235円。
こちらの商品もパッケージの中にパスタと粉末スープがダイレクトに入っています。「カルボナーラ」のパスタは平打ち麺です。
商品説明ではフライパンで作るように書いてありますが、水500mLの量は変えず、ロングパスタが折らずに入るサイズの小鍋で茹でてみます。
「かんたんパスタ」というシリーズ名だけあって、沸騰したらパッケージのすべてを小鍋に投入するだけでOKの簡単調理です!
クリーム状の焦げ付きやすそうなソースなので火加減を調節しつつ、ときどき小鍋を揺らすのが調理ポイント。
表記されている茹で時間は8〜10分。お好みの硬さに仕上げます。小鍋は水分の蒸発が少ないようで、カルボナーラらしくない、かなりサラッとしたスープパスタのような仕上がりになりました。
4〜8mm幅の平麺パスタをフェットチーネと呼ぶそうですが、このパスタはさらに細いのでタリアテッレというそうです。
パスタとほぼソースのみのシンプルな仕上がりなので、ラーメンの袋麺と同じくお好みでトッピングを楽しめます。今回は「カルボナーラ」というわりに、黒胡椒が少なめだと感じたので、追い黒胡椒でパンチを効かせてみました。
「カルボナーラ」には大豆でできた鶏ひき肉のような具材が入っていましたが、チーズ強めの濃厚クリーム味にかき消されて、具材そのものの味はよくわかりませんでした。平麺のタリアテッレは食感がよく、スープもよく絡みます。カルボナーラといっても、日本のパスタソースのような幅広い層が好む味つけとはちょっと違うので好みが分かれそうです。こちらも2人前で食べるにはかなり少なめなので、きのこなどの具材でボリュームアップするのもおすすめです。
「4種のチーズパスタ」「カルボナーラ」の2種は、家でもキャンプでも簡単においしく作れ、災害に備える非常食としても役立ちそうな袋麺の究極系!みなさんもぜひお試しあれ!
文/矢作優一 撮影/ULALA(SIESTA PLANET)
