初動以降は“再脱力”でトップが自然に形成される

アドレスでは脱力していた腕に、少しだけ加力をすることでバックスイングが始動されます。右手を支点にしたテコで、クラブヘッドを投げ出してあげるイメージです。腕の力感としては、ヘッドが動き出す最低限の加力で十分。
そこからトップまでは“惰性”でクラブが上がっていきますので、それを邪魔しないように腕は再度脱力しましょう。このとき、右半身に重心移動することで、下半身の力感はアドレス時よりも少し右足の加力が強くなります。
左腕の押しがバックスイングのキッカケ

右手のグリップを支点にしながら、左腕を地面方向に押し込んでいくと、テコの原理でクラブがスッとバックスイング方向に動き出す。このとき右腕を少し引くイメージでも○
腕への初動負荷だけでクラブはトップまで上がっていく

初動以降はクラブは勝手にトップまで上がってくれます
いかがでしたか? ぜひ、レッスンを参考にして練習してみてください。

レッスン=山形陵馬
●やまがた・りょうま/ジュニア時代から活し、2010年にプロ入り。現在は東京都・麻布の「FIVE ELEMENTS」でレッスンを行なっている。
YouTubeチャンネル「NO GOLF NO LIFE」でもアマチュア向けの有益情報を発信中。
構成=石川大祐
写真=田中宏幸
協力=船橋カントリークラブ

