
「HG 1/144 陸戦型ガンダム」(BANDAI SPIRITS) (C)創通・サンライズ
【画像】こちら「陸ガン」の、かつて議論となった「例の」射撃体勢です
「フライマンタ」「61式戦車」から卒業できた感動
マグミクスは2025年8月23日、「『ガッカリじゃないけど複雑』陸戦型ガンダムが殻を破った『ガンダム』という『神話』」と題した記事を配信、これに多くの反響の声が寄せられました。
そのなかで聞かれたのが、ゲームでの印象の方が強いといった声です。アニメ『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』という作品自体への評価とは別に、ゲーム体験を通じて「陸戦型ガンダム」に愛着を持ったファンもいる様子です。
もちろん、アニメ作品としての『第08MS小隊』も高く評価されていました。「個人的に秀逸な作品だと思います。ガンダムを絶対的な兵器にはしない(のが良い)」「補給の重要性とか機体の整備回しとか実際の戦線の状況も表現されていて好きな作品です」といった作品評や、「ノリス大佐はまさに武人といえる」「アイナ・サハリンが可愛い」といったキャラクター愛を語る声も聞かれました。主人公「シロー・アマダ」も、好感度は高いようです。
一方、たとえばゲーム『ギレンの野望』シリーズ(バンダイナムコエンターテインメント)における陸戦型ガンダムは、プレイヤーにとって序盤の「救世主」のような存在だったようで、「初期はフライマンタや61式戦車で戦うしかなかった所にようやく陸戦型ガンダムが生産可能になり、(ガンキャノンなどよりも地上戦に特化していて)重宝した」という具体的な体験談からは、プレイヤーの心境がよく伝わってきます。
また、「設定上20数機しか作られてないというけど、多くのプレイヤーは遥かに上回る数をしっかり量産してるはず」といったように、本来の「設定」はさておき、ゲーム体験としては楽しいものだった様子がうかがえます。
「陸戦型好きですねぇ。あの泥臭い感じ、ガンダムとはいえただの兵器で機械なんだと」といった声も聞かれました。ゲーム体験を通じて、この「泥臭さ」や「兵器としてのリアリティ」に愛着を感じるファンも多いようです。
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「ゲーム体験を通じた機体への愛着」というのは、「ガンダム」作品の楽しみ方のひとつのカタチ、といえそうです。アニメでは描かれない運用面での魅力や、プレイヤー自身が指揮官として機体を活用する体験は、また違った角度から作品世界を楽しむことを可能にしてくれます。
「フライマンタから陸戦型ガンダムへ」という戦力向上の喜びは、きっと多くのプレイヤーが共有した体験なのでしょうね。
