エース「これはもう面白くなくても…」
――収録を通して、新たな発見はありましたか?
エース やっぱ、「考えんほうがいいな」って思いました。いつも台本をまったく見ないんですけど、今回もその場で一発目に出したものがいちばんよかった。考えれば考えるほど、オモロいものは出なかったです。
寺家 僕は「苦手なものはやっぱり苦手」ってことが改めてわかりました。「あ、これもアカンかったな」って確認していく感じ(笑)。でも、その姿を面白がってもらえたらうれしいですね。
――この番組をどんな人に見てほしいですか?
エース 芸人には見てほしいですね。褒めてほしいというより、「キツいな」ってわかってほしい(笑)。「いや、あれはようやらんわ」って言われたい。
寺家 確かに。お笑い好きの人たちはもちろん、関係者や同業者の方々にも見てほしいです。「バッテリィズは、ちゃんと血を流してるぞ」とわかってもらえると思う。定期的にこういう血を流しとかんと、芸人である意味がなくなってしまう気がするので、いい機会やったと思います。

――最後に、読者へメッセージをお願いします!
エース もちろん笑ってほしいんですけど、僕らの必死で笑かそうとしている姿を見て、「自分も頑張ろう」って思ってもらえたらうれしいです。「バッテリィズがこんなキツいことやってるんやったら頑張ろう」と思ってもらえたらいいですね。
寺家 今回の収録は、スタッフさんが“笑わない”演出だったんですよ。だから手応えが全然なくて。ほんまに視聴者さんに伝えたいのは、「面白かった!」って感想をたくさんほしいです。
――視聴者の感想で初めて、手ごたえを感じることができる?
寺家 そうですね。だから、めっちゃエゴサするかもしれません。でもそうなると、「寺家、オモんない」のほうが多い可能性もあるな……(笑)。
エース いや、これはもう、オモんなくなっててもしゃあない(笑)。
寺家 反応はたくさんほしいというのは、伝えたいところです。
