
「プレスするだけで浄水に!?」災害時も日常も頼れる“グレイルの浄水ボトル”がすごい/No.1モノ雑誌編集長のお墨付き『コレ買いです』Vol.128の画像一覧
モノ・トレンド雑誌売上No.1「MonoMax」の編集長・奥家が、今一番気になるモノやトレンドを紹介する連載企画。災害やアウトドアだけでなく、普段の生活にも取り入れられる“フェーズフリー”アイテムがいま注目を集めています。今回の「コレ買いです」は、グレイルのプレス式浄水ボトル「ウルトラプレスピュリファイヤー ワンウェイバルブ付属」をご紹介。わずか10秒でどんな水も安心して飲める浄水ボトルは、防災グッズでありながら日常使いもできる優秀アイテム。その機能や魅力を編集長が徹底レビューします。
日常時も非常時も使えるフェーズフリーの考えに合致!
テレビを付ければ、連日のように災害報道を目にするこの頃。先日の集中豪雨も大変ひどいものでした。この間も富士山の大規模噴火が俎上に載りましたし、いつなにが起こるかわからない時代を生きているのだなと痛感します。
こんな時代を生きる私たちにとって、ひとつの大切な考えがフェーズフリーです。これは“身のまわりにあるモノやサービスを、日常時はもちろん、非常時にも役立つようにデザインしようという考え方”であり、“「日常時」と「非常時」という2つのフェーズをフリーにする”ことから名付けられたもの(出典:一般社団法人フェーズフリー協会)。非常時に活躍するアイテムが日常でもフル活用できるという、一挙両得な高コスパモノというわけです。

グレイル
ウルトラプレスピュリファイヤー ワンウェイバルブ付属
¥14,300(税込)
φ7.5×H24.77cm、500mL
今回見つけたグレイルの「ウルトラプレスピュリファイヤー」も、まさにひとつのフェーズフリーアイテムだと思います。
このグレイルは、プレス式浄水ボトルを専用に扱っているブランドです。
2012年、世界中を旅してきたNancie Westonと Travis MeriganによってGRAYL(グレイル)は創業されました。世界を旅する中で目にしてきた使い捨てボトルによる環境汚染、劣悪な水質環境で生活する人々。NancieとTravisは、この状況を少しでも変えたいと思い、浄水機能付きボトルの開発に着手しました。(公式webサイトより)
画期的な浄水・ろ過テクノロジーにより、水分を補給するというアウトドアで不可欠なシーンに少なくない影響を及ぼしてきました。
プレスするだけでどんな水も浄水できる!
「ウルトラプレスピュリファイヤー」のなにがすごいのか? 実際の使用方法を解説しつつ、その機能に迫ってみます。
製品は、外側のアウターボトルと、カートリッジがついたインナープレスから構成されています。まずはアウターボトルからインナープレスを引き抜いた状態でスタート。
次に、渓流の水など、直接口にするには少々ためらわれる水をアウターボトルに入れた後……
その上にインナープレスをセット。キャップを半回転分緩め、空気の抜け道を作るのがポイントです。
そしてインナープレスを下方へ向けてプレス! そこそこの力がいるので、トップにうまく体重を載せるようにしましょう。内部で水に圧力を掛けている手応えを感じながら、およそ10秒かけてちょっとずつインナープレスを押し込んでいきます。
最後まで押し込んだら、あとはキャップを空けてそのまま飲んでOK。インナープレスを押し込むことで水が浄水カートリッジ内を通過し、安心できる飲料水になるという仕組みです。
なにより、ややこしくないこと、シンプルなツールで構成されているのが「ウルトラプレスピュリファイヤー」のいいところ。浄水可能なアイテムには注射器だったりポンプだったりを使うものもありますが、こちらはひとつのボトルとして完成しているので持ち運びも収納も取り扱いもラクなんです。
