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Fall Line 2026|2025年9月18日(木)発売

CoverDesign:Akiko Uchida
CoverPhoto:Ayako Niki / ROXY
Skier:Reimi Kusunoki、Momoyo Magosaki、Yui Ohno
Location:Iceland

Fall Line 2026が2025年9月18日(木)に発売。

スキーヤー・佐々木大輔が挑むカラコラム山脈の氷河エクスペディション「天国と地獄」では、前人未踏の急斜面を目指す人力にこだわった長期遠征の全貌をレポート。アラスカ氷河キャンプでは、セスナで氷河へ降り立ち、2週間にわたる高所での滑走記録を追います。

また、福島の秘境・檜枝岐での厳冬期探索、人気アパレルブランド「ボーゲン」のファウンダーである小川剛史へのロングインタビュー、北海道空知地方のローカルスキー場巡り、そして石川県白山の「幻の滝」百四丈滝へのアプローチといった、多岐にわたる視点から雪山を深く掘り下げます。

C O N T E N T S

「天国と地獄——KARAKORAM SKI SNOWBOARD EXPEDITION 2023 & 2025」

文= 佐々木大輔 写真= 國見祐介、國分知貴、佐藤佳幸

パキスタン・カラコラム山脈の氷河を遡った奥地は、未知の斜面の宝庫だという。ソリに装備と食料を満載し、滑り仲間たちと向かったのは、そんな前人未踏の大斜面。果たして、究極のスキー・スノーボードパラダイスは彼らにほほ笑んだのだろうか。2013年、2015年の2度にわたるカラコラム・エクスペディション。そのハプニング満載の全貌を、発起人で隊長の佐々木大輔が自らレポートする。

「プロライダーの背中——2025 ALASKA GLACIER TRIP」

文= 植木鹿一 写真= 田島継二

スキル、経験、メンタル、人間力……。そのすべてを備えてビッグマウンテンを滑れるライダーは、男女を問わず数少ない。20年以上も第一線に立ち続ける小西隆文と中村陽子と過ごしたアラスカの日々で、植木鹿一は何を感じ、何を得たのだろうか。アラスカの氷河にセスナでフライインし、テントで機会を待ちながら、急峻な雪壁から各々のラインを見いだして挑んだ3人のストーリー。

「THE FINAL LAND——秘境の村、檜枝岐」

文= 寺倉 力 写真= 太田孝則

高速道路を降りてから最低でも2時間、檜枝岐は今なお国内に残る数少ない「秘境の村」。山々は奥深く、太古の姿を残しており、来る日も来る日も豪雪が続くが、ファーストトラックを巡る無益な争いは一切ない。そしてここは、かつて幾人ものプロスキーヤーを生み出した「スキーの村」でもあった。そんな厳冬期の檜枝岐から尾瀬・燧ヶ岳に分け入り、原始のままの斜面に最高の雪を求めた。

「BOGENランドへようこそ」

文= 寺倉 力 写真= 中田寛也

人気アパレルブランド「ボーゲン」は、あるとき都内を引き払って北海道長沼町に拠点を移した。ナビのない時代だったらけっしてたどり着けなかったであろう田園地帯にショップを開き、冬はスキー、夏は野菜作りを手がけながらブランドをドライブする。これはそのファウンダーである小川剛史へのロングインタビューである。

「ローカルを巡って——やりかけの宿題 空知界隈スキー場編」

文= 石橋 仁 写真= 樋貝吉郎

札幌から旭川の間に広大な大地を広げる北海道・空知地方。全国区の知名度を持つスキー場はひとつもないが、実は地元の滑り手たちが愛してやまないスキー場の宝庫だった。「ローカルを巡って」とは、ローカルスキー場を巡るという意味ではない。だが、今回ばかりは雪山に登らず、パウダーにこだわることもなく、ひたすらローカルスキー場を滑ってまわった2025年2月の1週間。特別付録「空知界隈スキー場ガイド」付き。

「骨折事故からの生還」

文= 寺倉 力 イラスト= 鈴木みき

ケガはいつ我が身に降りかかってくるかわからないもの。ましてや、4年以内に同じ骨を2 度骨折するとは……。いくつもの偶然の出会いが重なった幸運によって、事故現場から仲間の協力で自力下山を果たしたその一部始終を本人がレポートする(ほぼ実話)。助けてくれた皆さんへの、心からの感謝を込めて。

「北極圏、ひとり旅」

文と写真= 笹田知里

2025シーズン、オーストリア・インスブルックを拠点に活動していた笹田知里。シーズンも終盤の5月初めに、彼女はひとりで北欧へ向かい、キャンピングカーを借りて、まだまだ真冬のような北極圏を滑る旅に出た。

「On The Cover——表紙の裏舞台」

写真= 二木亜矢子

ひときわ目を引く今号の表紙は、オーロラ輝く雪原をハイクする3人のスキーヤー。この鮮やかな1枚が撮られたのは、楠怜己、孫崎百世、大野結の3人の女性スキーヤーによる19日間のアイスランドトリップでのこと。そんなカバーショットからのこぼれ話。

「裏庭のビッグマウンテン」

文=高田翔太郎 写真=布施智基

気付けば、“夢のような冬”は過ぎ去っていた。そんな時期でもふいに寒気が訪れることがある。その瞬間、春のうららかなモードは一瞬でスイッチが切り替わる。春のパウダーとなれば、狙いは限られる。確率が高いのは高標高帯の北斜面だ。そして幸いなことに僕たちの裏庭には数えきれないほど、そんな斜面が広がっていた。

「幻の百四丈滝を滑る」

文=雄谷 優 写真=大坪赳志

フォトグラファー「たけちゃん」の無邪気な誘いから、僕たちの小さな旅は始まった。「百四丈滝、今年は滝つぼの氷瀑が大きいらしいですよ。一緒に行きませんか?」。そんな彼の誘いには「苦行」の予感しか抱けなかった。白山連峰北部、標高1800m付近にひっそりと佇む幻の巨滝「百四丈滝」へと、往復19時間かけてアプローチした3人のスキーヤーの物語。

「LAST SHOT」

写真と文=松岡祥子

「東洋一の雪庇」を背景に、吉野時男のテレマークスキーは、のびやかで力強く柔らかなラインを引いた。守門岳、春の某日。

■Columns

南極への旅——辻“sambo”和之
ちょっと、そこまで——伊藤 剛
The Right Ski for Me.スキー板の間で見つける基準値——井上英樹
今年の雪はどうなる?——森 朗

■Regular

「PHOTOGALLERY」
「PREMIERE MAGAZINE REVIEW」

発行:株式会社双葉社

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Information

Fall Line

公式SNS:Facebook

配信元: STEEP

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