9月19日(金)にバクー市街地コースで開幕するF1アゼルバイジャンGP。メルセデスのジョージ・ラッセルは、その前日9月18日(木)のメディアデーを体調不良により欠席した。
メルセデスはラッセルのメディアデー欠場について、次のように短い声明を発表した。
「残念ながらジョージは体調不良のため、明日のコース走行に向けて休息を取るべく、今日は表には出てくることができません」
ラッセルの回復がアゼルバイジャンGP初日の走行に間に合うかどうかなど、現時点でこれ以上の情報は発表されていない。
メルセデスはラッセルが5位、アンドレア・キミ・アントネッリが9位に終わった前戦イタリアGPから、アゼルバイジャンGPでさらなるパフォーマンス改善を目指している。そのためラッセルが初日からすべてのセッションに参加することが、極めて重要になってくるだろう。
チーム代表のトト・ウルフは、アゼルバイジャンGPのプレビューでは次のように語っていた。
「今年のヨーロッパラウンドは終了し、今週末からシーズンの残る3分の1が始まる」
「(最終戦の)アブダビではコンストラクターズランキングの2位を3チームで争う非常に激しい戦いになるだろう。モンツァではライバルに差をつけられてしまったが、ライバルに勝つためには残る8戦でイタリアよりも優れたパフォーマンスを発揮しなくてはならない」
「フライアウェイ戦はストリートサーキットの連続からスタートする。アゼルバイジャンそしてシンガポールだ。バクーは高速のストレートと90度コーナーそしてタイトかつツイスティなセクションが組み合わさっており、マシンとドライバーにとっての良いテストになるだろう」
「グリッド間の差は接近しており、今回も僅かな差が違いを生むことになるはずだ。我々が、できると分かっている形で結果を出せれば、上位で戦える力強い週末を期待できるだろう」
なお現在のコンストラクターズランキングでメルセデスは2番手のフェラーリから20ポイント差の3番手。4番手には21ポイント差でレッドブルが続いている。

