「世界で一番笑える一週間!」をテーマにした国内最大級のコメディイベント『OSAKA COMEDY FESTIVAL 2025』。9月16日(火)には、芸人が1対1でトークを繰り広げるイベント「TALK SESSION DUO」がSkyシアターMBSで開催され、ケンドーコバヤシやブラックマヨネーズ・吉田敬、笑い飯・西田幸治ら人気芸人8人が集結。ルーレットで選ばれた相手と個性的な話芸を繰り広げて、観客を沸かせました。

ブラマヨ・吉田と真空ジェシカ・川北で幕開け
『OSAKA COMEDY FESTIVAL 2025』は、大阪府、大阪市、大阪商工会議所などによる「大阪にぎわい創出事業」の一環として行われる国内最大級のコメディフェスティバルです。大阪・関西万博の開催に合わせて「コメディの“首都”大阪」の魅力を国内外に発信し、大阪のブランド力を高めることを目的としています。
9月15日(月・祝)の開幕から9月21日(日)まで、大阪・キタエリアにあるSkyシアターMBS、HEP HALL、阪急サン広場の3会場で、さまざまなイベントが実施されます。
この日の「TALK SESSION DUO」に出演したのは、ウエストランド・井口浩之、ケンドーコバヤシ、三四郎・小宮浩信、真空ジェシカ・川北茂澄、ブラックマヨネーズ・吉田敬、ぼる塾・あんり、ロングコートダディ・堂前透、笑い飯・西田幸治(五十音順)という、一癖も二癖もある芸人たち。ランダムに選ばれた2人が、15分間のトークを繰り広げます。
ステージ上の中央には高いテーブルと2脚のスツールのみ。オープニングVTRのあと、MCの浅越ゴエ(ザ・プラン9)は、ルーレットで選ばれた2人が用意されたテーマでトークを行うと説明しました。
そして、モニターに並んだ2つの顔写真が回転、ゴエのストップの声で選ばれたのはブラマヨ・吉田と真空ジェシカ・川北という意外な組み合わせ。トークテーマは「お互いの第一印象」です。ステージが暗転したのちに、再びライトがつくと、席には吉田と川北の姿があり、いよいよトークのスタートです!

吉田は「(今回の)トークの仕事、よう引き受けたな」と話しかけながら、川北とトークが成り立つか不安だったと明かします。また、川北が結婚しているという話を聞いて、吉田はビックリ。
そこから川北の結婚生活に話が及び、川北は「配信ないですよね?」と断ってから、まさかの下ネタトークへ!? あまりの内容に我に返った吉田が「俺ら一発目やで!」とツッコみながら、MCのゴエに「まだか!」と問いかけますが、「まだまだです」と返されて客席は笑いに包まれました。
趣味の話では、吉田がボートレースが好きだと語る一方で、パズルゲーム「ぷよぷよ」が趣味だという川北は、「ぷよぷよは漫才といっしょ。芸風が出る」と力説。そうこうするうちに時間が経過し、トークは終了。下ネタについてツッコまれると、川北は「しょうがなかった」と振り返りました。
ケンコバとぼる塾・あんりが付き合うか?
次にルーレットで選ばれたのはウエストランド・井口とロングコートダディ・堂前です。トークテーマを決めるのは吉田と川北の2人。吉田が提案した「アバウトなものを決める」というテーマになりました。
すると、井口が芸人ならではの“同期問題”の話で口火を切ります。よしもと芸人がとにかく「期」に厳しいという指摘から、芸歴がわかった瞬間にタメ口で話されたエピソードを披露すると、堂前は「先輩は(わかるように)赤く光ってほしい」と話して笑わせます。
その後も、井口は「フリーのときは芸歴なのか」「学生お笑いはどうなのか」などとグチが止まりません。これに対して「なんでそんなに怒ってんの? もっと自分に興味持って生きよう」とアドバイスする堂前。自分は怒ったことがないと言いながら、「相方だけは殺したいことがある」と明かして笑わせました。

続いて登場したのは、ケンコバとぼる塾・あんり。トークテーマは堂前が提案した「かけがえのないもの」です。「自分は愛されたことがない」というケンコバは、「かけがえのないものは愛かもな」とポロリ。すると、あんりも「(ケンコバは)頼れるけど、確かに助けようとは思わないかも」とうなずきます。
ケンコバが“愛されない”エピソードで笑わせると、あんりはケンコバとは真逆の“愛され話”を披露。そこからなぜかケンコバが下ネタへ突入し、呆れ顔のあんりも、そのうち“ケンコバワールド”へどっぷりと入り込んでいきました。
そして話は、なぜかケンコバとあんりが付き合うかどうかに!? これまで誰とも付き合ったことがなく、相合い傘やおそろいのペンダントなどにあこがれているというあんりに、ケンコバが「(そんなこと)したいか!?」とツッコみ、会場は最後まで笑いに包まれました。

続いて、ルーレットであんりが連続で選ばれ、相手は堂前に決まります。トークテーマは2人の衣装の「青と黄色」から「色」に決定。いつもの衣装が「黄色」のあんりは、プライベートでは「水色」を選ぶそうで、「似合うんだ、これが」と自画自賛。さらにあんりは、堂前には茶色、秋が似合うとオススメします。
そこからテーマは“誰が何色のイメージか”に移り、明石家さんま、ジム・キャリー、タモリ、ウルトラマンのイメージカラーをお互いに言い合いますが、ことごとく違う2人。ジャムおじさんで答えを合わせようとしましたが、結局、最後まで同じ色にはならず終了しました。
次は、堂前が三度選ばれ、川北とトークします。あんりが決めたテーマは「好きなタイプ」でしたが、なぜか川北が最近使っているギャグについて解説。川北曰くギャグは本来、“黙らせる”ということだそうで、しばらくギャグ談義を続けると、今度はお互いが同い年だという話になったところでタイムアップになりました。

