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角田裕毅、苦しい時期も”やるべきこと”に集中「厳しい状況に見えるかもしれませんが、それを乗り越えていくのが大好きなんです」

角田裕毅、苦しい時期も”やるべきこと”に集中「厳しい状況に見えるかもしれませんが、それを乗り越えていくのが大好きなんです」

レッドブルF1の角田裕毅は、自身の将来について様々な噂が挙がっていることを認識しつつも、「自分のすべきことに集中するだけ」だと語った。

 角田は日本GPからレッドブルのドライバーとして抜擢されたものの、厳しいレースが続いており、チームメイトのマックス・フェルスタッペンに大きな差をつけられている。そんな中レーシングブルズのアイザック・ハジャーが、オランダGPの3位表彰台をはじめ安定して成績を残すようになってきており、来季はこのハジャーがレッドブルに昇格し、角田はレーシングブルズに降格するか、シートを失う可能性が高まっているという噂もある。

 しかし角田としては、来季もレッドブルに残ることが第一目標であり、今は自身ができることに集中していくだけだと、アゼルバイジャンGPの木曜日に語った。

「今日、多くの憶測が飛び交っていると聞きました。でも、メディアがそのことに注目しているということは、実際に自分の目ではあまり見ていません」

 そう角田は語った。

「僕が理解しているのは、厳しい状況だということです。僕はこれまでやってきたことを続け、パフォーマンスを発揮することに集中していきます。そしてレースで進歩することを見せていくだけです」

「僕の最優先事項は、レッドブルに留まること。それだけです」

 角田は最大の課題として、レース中のロングランのペースを挙げた。

「特に今は、ロングランに集中する必要があると思っています。モンツァでは、レース中のほとんどで(マシンに)ダメージを抱えていました。でもチーム一丸となって、ロングランのペースが低下してしまっている原因を解明するために、懸命に取り組んできました」

「実際フリー走行では、チームでさえ説明できない様な事態に陥ったこともありました。それが最大の問題で、最大の課題なんです」

 一方でアタックラップのペースには満足していると角田は語った。

「ショートランに関しては、とても満足しています。チームとしても、満足していると思います。パッケージは違いますが、レースごとにマックスに近づいてきているのは明らかです」

「イタリアでも、Q3を除けば中団の中にいました。それほど良い結果にはなりませんでしたが……その点では、確かに良い結果が出ていると思いますし、チームもそのことには気づいていると思います」

「今の自分に足りないのはロングランで、自分としても、そしてチームメイトにのことを理解するためにも、一生懸命取り組んでいます」

「毎レース、新しいことを経験できるのはいいことです。説明できないこともありますが、うまくやるために色々なことを試しています。このプロセスを楽しんでいますよ」

 なお角田は、自身の将来のことについては、まだあまり考えていないと明かす。

「正直に言って、将来のことについてはまだあまり考えていません」

「今はどのレースもとても重要です。毎レース結果を出し、輝きを見せ続け、来年どうするかはレッドブルに任せています」

「レーシングブルズに関しては、来年どうなるかは分かりません。今考えているのはレッドブルに残ることだけなので、レーシングブルズに戻るということについては考えていません。もしそうなったら、その時に考えます」

 角田はなかなか好結果が出ない、難しい時期を過ごしている。しかし本人としては、この状況を乗り越えるのを楽しんでいるという。

「今僕は厳しい時期にいるように見えるかもしれませんが、実際には人間としてもドライバーとしても、大きな成長を遂げることができたと思っています。こういう困難は、なかなか経験できないものです」

「僕はそれらのことに立ち向かい、乗り越えていくのが好きなんです」

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