東京都足立区の中心地・北千住は、江戸四宿のひとつで日光街道・奥州街道の最初の宿場として整備された「千住宿」をルーツとし、今年で開宿400年を迎えます。9月19日(金)、北千住駅周辺のエリアのプロモーション発表会が行われ、「ととなう、千住。」のコンセプトのもと、YouTubeやポスターなどで千住の魅力を発信する千原ジュニアと、足立区の近藤やよい区長が登壇しました。関西出身のジュニアがプロモーション役に抜擢された理由とは!?

「“千”原“ジュ”ニア」の名前もポイントに
今回のプロモーションに抜擢された千原ジュニアですが、北千住エリアを訪れたことはこれまであまりなかったとのこと。冒頭のあいさつで、こう語ります。
「まず、“なぜ私に?”ということなんですけど、千住は、何度かロケで来させていただいたくらいで、滞在時間もほぼないぐらいの感じでした。今回、オファーを受けて、いろいろ遊ばせていただきましたけど、ほんまにいいですね。めちゃくちゃいいです」

近藤区長によれば、ジュニアに依頼した理由は主に2つあるとのこと。
まず、住み心地などへの足立区民の満足度は年々向上しているものの、区外に住む人には「足立区=治安が悪いのではないか」というかつての負のイメージがまだまだ払拭しきれていない現状があるそう。
プロモーションといえば、足立区出身の方に依頼することもありますが、「足立区に対して先入観がなく、足立区を訪れていただいた生の感覚、生の思いを発信していただける方」として、あえて関西出身のジュニアに白羽の矢が立ったそうです。
もうひとつの理由は、「千住」と「“千”原“ジュ”ニア」の「せんじゅ」の共通点だと明かされると、ジュニアは「いい芸名をつけましたね〜」と笑顔でコメントし、笑いを誘いました。

「千住にひとつ、行きつけができた」
今回、ポスター撮影や動画撮影のために、千住の各地を巡ったジュニア。そのときのエピソードを紹介しつつ、実際に感じた魅力を語っていきます。
「銭湯(タカラ湯)に入らせてもらいましたけど、銭湯に縁側があったんですよ。『逆に回転悪いでしょ』『皆さん、(居心地が良すぎて)なかなか出て行かないのでは?』と思うくらい、ととのいました」

「立ち飲み屋さんも、めちゃめちゃ洒落ていましたね。イメージしていた立ち飲みさんとはまったく違いました」
「『千住宿 珈琲物語』という喫茶店にも行きました。偉そうですけど、コーヒーが好きになればなるほど好みの喫茶店が少なくなっていったんですけど、千住にひとつ、行きつけができました。めちゃくちゃ美味しかったです」

足立区には近年、大学のキャンパスが増え、若者も多く居住。千住も古き良き宿場町の雰囲気を残しながら、新しい店、リノベーションしたオシャレな店が増えています。
近藤区長は「若い人が増えると、区が誘導しなくても、若い人向けに町が変わっていく経験をしました。いま千住は、(メインストリートの)宿場町通り(商店街)はもちろん、通りから2、3本入った路地にも魅力が出てきています。路地は迷路みたいになっていますから、実際に千住にいらっしゃる方は“迷う”をテーマにしていただけたら」とおすすめしました。