●ノートPCはポート数が限られる ドッキングステーションで課題を一気に解決
近年のノートPCは薄型軽量化の追求により、USBポートが少ないモデルが多いです。在宅ワークでは外部モニターなど何かとポートを使用することが多いため、不便に感じることも多いのではないでしょうか。
特に、自宅とオフィスを行き来するハイブリッドワーカーにとって、帰宅後にノートPCを1本のケーブルで接続するだけで、すぐに在宅ワーク環境が整う利便性は計り知れません。充電機能付きモデルならACアダプターも不要となり、デスク周りをすっきりできます。
人気ブランドのAnkerやエレコム、Belkinから発売されているモデルでは、4K映像出力対応のHDMIポート、Thunderbolt 3/4対応、最大100Wの給電機能を搭載した製品が注目されています。特に、複数モニターでの作業環境を構築したいユーザーには、デュアルHDMI出力対応モデルが重宝されています。
選択時のポイントは、使用するノートPCの給電要件と接続予定の機器との互換性確認です。USB-C給電対応PCなら、ドッキングステーション経由での充電により、デスク上のケーブル数を大幅に削減できます。
価格帯は5,000円~2万円程度です。高性能モデルほど発熱対策や安定性に優れるため、業務用途では1万円以上の製品を選ぶのが安心でしょう。
●作業効率向上&家族への配慮にも キーボードやマウスも見直してみよう
在宅ワークでは、家族と同じ空間で働くことが多く、場合によっては、タイピング音やマウスクリック音が気になってしまうことも。ワイヤレスキーボード・マウスセットは、騒音問題を解決するだけでなく、ケーブルのない自由度の高い作業環境を実現します。
さらに、エルゴノミクス(人間工学)設計のモデルなら、自然な手の位置と角度を保ちながら入力作業ができ、疲労軽減効果が期待できます。これなら長時間の作業でも安心です。在宅ワークでは休憩を取るタイミングを自分でコントロールする必要があるため、身体への負担を最小限に抑える道具選びを心がけましょう。
中には、ひとつのUSBレシーバーで複数のデバイスを管理できる製品もあり、貴重なUSBポートの節約になります。価格は3,000円~1万5000円程度で、用途に応じた機能とのバランスで選択するのが良いでしょう。

