●首や肩への負担を軽減 放熱性も高められるノートPCスタンド
画面とキーボードが一体化した構造のノートPC。携帯性には優れる反面、長時間使用すると、画面を見下ろす姿勢が続き、首や肩への負担が蓄積します
ノートPCスタンドは、画面位置を目線の高さまで上げることで、自然な姿勢での作業を可能にします。使用しない時にコンパクトに収納できるのも、すぐに片づけられて便利です。ただし、スタンドは、キーボードも同時に高くなってしまうため、別途外付けキーボードの使用が前提となります。
MajextandやMOFT、BoYataなどの人気ブランドでは、軽量かつ折りたたみ可能な設計が採用されています。重量は300g~1kg程度で、ノートPCと一緒に持ち運んでも負担になりません。高さ調整機能では、10~30cm程度の範囲で無段階調整できるモデルが主流です。角度も調整できれば、座り姿勢から立ち姿勢まで幅広い作業スタイルに対応できます。
アルミ合金製のスタンドなら放熱性能も高まります。ノートPCの熱を効果的に放散し、性能の低下を防げます。また、通気口やメッシュ構造により、空気の流れを確保した製品もあります。
タイピング時のスタンドのずれを防止する滑り止めがあるかどうかも選ぶときのポイントです。
価格帯は2000円~8000円程度です。携帯性・機能性どちらを重視するかですが、毎日使用するアイテムとして考えれば、多少高価でも満足度の高い製品を選ぶのが賢明でしょう。
PCが熱い、動作が重いを改善! 冷却パッドでPCを冷やしてみよう 在宅ワークでは、ビデオ会議、動画編集、大量のデータ処理など、ノートPCに高い負荷をかける作業が長時間続くことがあります。仕事中、PCが熱いと感じたことがある人も多いことでしょう。こうした状態が続くとPCの応答速度が下がるなど、なかなか作業も進まなくなってしまいます。そんな時は、冷却パッドを使って、PCを冷やしてみましょう。
冷却パッドは外部ファンによる強制空冷により、ノートPC底面の熱を効率的に排出し、内部温度の上昇を抑制します。これにより安定したパフォーマンスを維持できます。PCの温度は本体寿命にも影響します。在宅ワークは個人のPCを使っていることも多いため、買い替え頻度を減らすという意味でも、冷却ファンはおすすめです。
周辺機器メーカーから、大型ファンを搭載したモデルが人気を集めています。風量が大きいほど、内部温度の上昇を抑制することができます。
しかし、音が大きくて逆に仕事に支障が出るという事態は避けたい。静音設計かどうかも選び方のポイントです。中には、図書館レベルの静けさに匹敵する動作音25dB以下を実現する製品もあります。
角度調整機能付きスタンドが一体となったモデルなら、冷却効果と作業姿勢の改善を同時に実現できます。6段階程度の角度調整により、個人の体格や作業内容に応じた最適なポジションを見つけられます。
冷却パッドはUSB給電対応で、ノートPCから直接電力供給を受けられる製品が主流です。別途ACアダプターが不要で、デスク周りもすっきりと保てます。また、USBポートを塞がないよう、USBハブ機能を内蔵した製品もあります。
価格は2000円~6000円程度です。ノートPCの発熱量や使用環境に応じて、適切な冷却能力を持つ製品を選択しましょう。薄型軽量で持ち運びも考慮したい場合は、折りたたみ機構付きモデルもおすすめです。
●オフィスと変わらない環境を構築 在宅ワークの作業効率を高めよう
コロナの流行を機に始まった、新たな働き方「在宅ワーク」。そもそも通勤時間がないなど、考え方を変えれば時間を有効活用できる働き方ですが、作業環境を上手く作り出せるかどうかがポイントです。本記事でご紹介したグッズを活用して、オフィス環境と同じぐらい快適な作業環境を整えてみましょう。

