TOKYO No.1 SOUL SETのステージにHALCALIが!
2018年にNMB48を卒業後、シンガーソングライターとして活動する山本彩は、エレキギターを携えて登場。途中、アコギに持ち替えながら、磨きがかかった表現力でソロ代表曲をたたみかけました。
「コヤソニ、声出していくぞー!」というシャウトから始まった「Are you ready?」は、パワフルな歌声で圧倒。「大阪なので、ヒョウ柄を着てきました! 気合十分です!」と地元・大阪のステージに立った喜びを爆発させた山本は、「エルフの荒川さんはゼブラ柄を着ていて、動物園みたい(笑)」と舞台袖をちらり。その荒川は「ファンサもらった!」と大喜びでした。
最後は7月にリリースされた清涼感たっぷりの新曲「刹夏」で、夏の余韻を感じさせる構成もお見事。小籔とのアフタートークでは、曲作りや阪神タイガースの話に華が咲きました。

続いては、コヤソニの顔といえるバンド、TOKYO No.1 SOUL SETです。「僕の憧れの方々が毎年出てくれています! ありがとう!」という小籔の呼び込みに応え、「今年もお招きいただきありがとうございます!」とBIKKE(Vo)が挨拶。川辺ヒロシ(DJ)が繰り出すビートと渡辺俊美(Vo.Gt)の美声、BIKKEのラップが三位一体となり、フロアの温度をじわじわとあげていきます。
ラストナンバーに選んだのは昨年、エルフとコラボしたスチャダラパーのカバー「今夜はブギーバック」! 今年は、なんと16年前のリリース時の本家コラボ相手である女性ユニット・HALCALI(HALCA、YUCALI)が登場して、久しぶりの共演が実現しました。
子育て真っ最中の2人は、ステージに立つのは約14年ぶりとのこと。小籔が「来年はぜひHALCALIで30分どうですか」とその場でオファーすると、「(出演して)イイんですか!?」という2人。コヤソニでの復活ライブに期待が高まります。


「いちばんお世話になっている」とスチャダラパーに感謝!
「ミュージシャンで、いちばんお世話になってる。コヤソニがこれだけ続いてるのはこの人たちのおかげ」
そう語る小籔の目一杯の感謝の言葉のあとに登場したのはスチャダラパー。吉本新喜劇のテーマをサンプリングした「アーバン文法が」流れ出すと、会場内の子どもたちもノリノリに。Bose(MC)、ANI(MC)、SHINCO(DJ)の3人も「オレたちが出なきゃ、始まらないっしょ!」とさすがのレジェンド感で応えます。

今年35周年を迎えたスチャダラパーが「新しい曲も作ってるんですよ」と披露した「ビート道Feat.ロボ」、続く「今夜はブギーバック (LUVRAW REMIX)」では、お馴染みのメロディに合わせ、みんながが心地よく身体を揺らしました。そしてラストは、小籔がコヤソニでこの曲を聴くと秋を感じるという「サマージャム’95」です。
ライブ後の小籔は感無量の表情で「出会って30年経つけど、音楽は色あせない。スチャダラパーも偉そうにせず、何も変わらない。いつもダラダラと音楽をやっているだけ」と語ります。いくつになっても、コヤソニが開催される限り出演することを誓う盟友の様子は、見ているだけで胸アツでした。

続いては、小籔が「アホなふりしてオファーしてみた」というRIP SLYME。彼らが登場すると、待ってましたとばかりの大歓声! ヒットナンバーの「楽園ベイベー」や「JUMP」など、みんなハンズアップしたり、ジャンプしたりと最後まで観客のボルテージは上がりっぱなし!

ライブ後、ステージに出てきた小籔は「エグいな」とひとこと。そして「僕みたいな三文芸人が言っても覆らないでしょうけど、奇数年だけでも5人でコヤソニに出てもらえませんかね?」と提案すると、観客も大きな拍手! RIP SLYMEのメンバーも思わず苦笑です。
