9月15日(月・祝)から21日(日)まで、大阪・キタエリアにあるSkyシアターMBS、 HEP HALL、阪急サン広場の3会場で行われているのが、大阪にぎわい創出事業『OSAKA COMEDY FESTIVAL 2025』です。各会場では連日コメディアンやパフォーマーがバラエティに富んだイベントを開催。大阪の街を大いに盛り上げています。18日(木)には、HEP HALLで「THE EMPTY STAGE 2025 in OSAKA」が開かれ、人気芸人たちが競演。その即興力を堪能した会場は笑いに包まれました。

大阪にぎわい創出事業とは、大阪・関西万博の開催を好機と捉え、大阪の魅力を国内外に発信、大阪へ訪れる観光客の増加を促進すること、そして万博のレガシーを将来に継承し、大阪のブランド力を高めることなどを目的とした事業です。
芸人の地力が丸わかりになるステージ!
「THE EMPTY STAGE」は「台本なし。道具なし。そこにあるのは芸人の腕とパフォーマンスのみ。」という謳い文句で行われている、「即興」をテーマにしたエンタテインメントステージ。総支配人を千原兄弟・千原ジュニアが務め、今年で10周年を迎えた人気のコンテンツです。1人しゃべりの「ONE-MAN TALKSHOW」と即興コントの「IMPROV SHOW featuring The SecondCity」という2部構成で行われ、これまでにも数多くの芸人たちが参加してきました。

今回、「IMPROV SHOW featuring The SecondCity」には今井らいぱち、かたつむり・林万介、セブンbyセブン・玉城泰拙、トニーフランク、マリーマリー・えびちゃん、ラニーノーズ(洲崎貴郁、山田健人)が参加、「ONE-MAN TALKSHOW」にはカベポスター・永見大吾、ダブルヒガシ・大東翔生がチャレンジします。
さまざまなルールで目まぐるしく展開する即興シーン!
ステージはまず「IMPROV SHOW featuring The SecondCity」から。全員がおそろいの衣装に身を包んで自己紹介。玉城から「THE EMPTY STAGE」について、観客からのお題が大切であること、BGMも即興で奏でられていることなどを説明します。

まずは「BOO YEAHゲーム」から。肯定派、否定派の2チームに分かれ、テーマに関して1対1でそれぞれの意見をぶつけ合います。肯定派の意見のあとは観客が「YEAH!」、否定派のあとは「BOO!」と叫ぶというのがルール。「大阪・関西万博」のお題では、否定派の山田が「明日も仕事で入ってるのに否定しなくてはいけない……」と笑わせるなど、出演者がいろいろな意見を出す度にどんどん盛り上がっていきました。

そこからも1つのトークテーマの話者が「チャレンジ!」の声で次々と入れ変わり、3分後にそれまでのトークすべてをひと言でまとめる「チャレンジ」、1人からコントがスタートし、人数が増える度にまったく違った展開になり、最後はまた1人に戻る「スペースジャンプ」に7人が挑戦。

どちらもそれまでの流れを無視して、いきなり展開が変わるので、その荒唐無稽さがおもしろいのはもちろん、脈絡のないはずの流れがなぜかきれいにまとまる瞬間があるなど、まさに即興ならではおもしろさを堪能させてくれました。