幸せへの第一歩=ウェルビーイングな人生を

――一人ひとりが、自分の幸せ(Well-being)を見つける社会へ
「健康な人は、やっぱり幸せな人が多い」——
20年以上にわたり蓄積された弘前の健康データが、そんな実態を裏付けはじめている。
“日本一の短命県”と呼ばれる青森の地で始まった住民健診は、今やただの病気予防を超え、一人ひとりの「幸せ(Well-being)」への入り口となりつつあるのだ。
健診は「義務」ではなく「自分を知る体験」へ
岩木健康増進プロジェクトが大切にしているのは、数値の上下ではなく、「気づき」。「あ、最近ちょっと食生活が乱れてるかも」
「もう少し運動してみようかな」
そんな小さな“気づき”が、日々の行動を変え、心と身体を整えていく。
健診は“義務”ではなく、“自分を知る体験”なのだ。
「幸せのかたちは、人それぞれ。でもまず、自分の身体の声に耳を傾けることで、幸せの種に気づくことができる」
健康のさらに先にある、自分らしい幸せ(Well-being)に気づく。
そしてその第一歩が、日常のなかの“気づき”から始まる——
それこそが村下公一先生が掲げる「グローバルWell-being共創社会の実現へ」とつながるのだろう。
弘前で育まれたこの新たな循環が、やがて全国、世界へと広がっていくことを願って。
